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生姜は猫に与えられる?与えちゃダメ?猫と生姜の意外な関係を紹介していきます!


ショウガは猫に与えてもいいの?

キャットフードを食べる猫

Africa Studio/shutterstock.com

生姜と言えば、「身体を温めてくれる」イメージがありますよね。寒い時期には生姜が使用された料理を食べることが多くなるのではないでしょうか?冷え性や肩こりなどにも効果があると言われている生姜ですが、猫には同じような効果を期待できるのでしょうか?

そもそも猫に生姜を与えても大丈夫なのでしょうか?生姜は薬味としても用いられますから、味や香りが強く刺激が強いようにも感じます。猫のごはんにも薬味として用いることができるのでしょうか?

今回は猫と生姜の関係性を探ってみたいと思います。

猫に生姜は問題ない

後述するように生姜には身体を温める辛み成分やミネラルが含まれています。ではこれらはネコちゃんにどんな影響を与えるのでしょうか?「猫に生姜を与える」という観点でそのメリットやデメリットを考えてみましょう。

生姜にはネコちゃんにとって有毒となる成分は含まれていません。ですから与えても大きな問題はないと考えられます。

タマネギやネギなどはネコちゃんたちにとって有毒であることで有名ですね。少量であっても与えないように注意しなければいけません。しかし、生姜にはネコちゃんを中毒にさせる成分が含まれていないので、安心できます。

とはいえ他の野菜と同様、なにも注意せずに与えてもよいわけではありません。なぜなら、生姜には辛み成分がたくさん含まれていて、それが悪影響を及ぼすリスクもあるからです。

胃腸を刺激してしまうこともある

生姜に含まれている特徴的な成分には、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンなどの辛み成分が含まれています。これらには血行促進など様々な良い効果を見込めますが、辛み成分ゆえの刺激もあります。ネコちゃんによっては胃腸を刺激されてしまい、体調を崩してしまうことがあります。

ですから生姜を大量に与えることがないように注意してくださいね。下痢や嘔吐などの症状があらわれてしまうかもしれません。どれほどの量で体調を崩すかは、個体差がありますので、少量しか与えていないと思っていても下痢になったりします。ネコちゃんの得意不得意に合わせてあげましょう。

微量であれば与えることもできる

微量であれば与えることも出来ます。どれくらいの量であれば問題ないのでしょうか?個体差もありますが、生姜を薬味として扱う程度の量にしましょう。生姜をスライスしたものを食べさせるのは、与えすぎでしょう。すりおろした生姜を少しだけごはんに混ぜる程度で良いでしょう。

与える頻度にも気を付けたいものです。少量であっても毎日与えてしまうと胃腸を刺激してしまう可能性があります。たまに微量与えるのが丁度良いのです。

キャットフードやサプリメントに含まれていることもある

生姜には身体を温めたり、免疫力を高めたりしてくれる効果があります。他にも身体に良い成分がたくさん含まれています。大量に与えてしまうと胃腸を刺激してしまいますが、与える量を制限するなら、デメリットもなく良い効果のみを引き出すことが出来るでしょう。

人間用の漢方薬にも生姜は活用されていますよね。ネコちゃんたちのためのサプリメントやキャットフードなどにも生姜が含まれていることがあります。原材料をチェックしてみてください。少量だと思われますが、ネコちゃんに良い効果を与えるためにあえて含めている場合があります。

生姜が含まれているサプリメントやキャットフードを与えているのであれば、それに加えて生姜を与えるようなことが無いようにしましょう。取りすぎてお腹を刺激してしまうかもしれません。

生姜をたくさん食べてしまったならどうする?

ネコちゃんが生姜をたくさん食べてしまったならどうしますか?例えば生姜のかたまりをかじってしまったり、生姜がたくさん含まれているものを口にしてしまったりするかもしれませんね。中毒性があるものではないので、慌てずにまずは様子を見ましょう。

一時的な下痢や嘔吐であれば、様子を見つつ安静にさせましょう。症状が続き、ぐったりしているなら病院に連れて行く方が良いでしょう。長期的な下痢や嘔吐はネコちゃんの脱水症状の原因となりかねません。しっかりと薬などで対処したほうが良いでしょう。

生姜自体にアレルギーを持っているネコちゃんもいます。少量しか口にしていない時には症状があまり表れないかもしれません。しかし大量に食べたことでアレルギー症状がはっきりと表れることがあります。

アレルギーの場合は症状が悪化して重症化する可能性もあります。必ず病院に連れていきましょう。

生姜ってどんな野菜なの?

カゴいっぱいに入っている生姜

Peeradontax/shutterstock.com

ここまでで猫と生姜との相性について見てきました。

さてここで少し、生姜とはどんな野菜なのかをご紹介したいと思います。生姜の特徴が分かるなら、ネコちゃんと生姜の関係性も理解しやすいことでしょう。

生姜の産地

生姜はショウガ科の多年草です。原産地はインドを含む南アジアだと言われています。現在では世界中に広まっているとても有名な野菜です。世界各地で香辛料や薬としても活躍しています。日本でも生姜は一般的な食材となっていますね。

家庭では薬味として食事を引き立てる役割を担うことが多いのではないでしょうか?また健康を維持するための食材として日々の食事に加えられたりもします。

日本で食べられている生姜の半分は輸入品です。もう半分は国内で作られたものです。特に高知県でたくさん生産されており、その他にも熊本県や千葉県などで生産されているようです。

生姜の旬は?

生姜は基本的に一年中、商店で見かけることができます。それでも種類によってはそれぞれ市場にでる時期が異なるようです。新生姜と呼ばれるものは2種類ありあます。秋に収穫されてすぐに出荷される白い生姜と、夏のうちに収穫される赤みを帯びた生姜です。

また、根生姜は通常秋ごろに収穫され、貯蔵されます。貯蔵されたものは通年で回っていますが、すぐに出荷されるものは新生姜として市場に出回ります。

生姜に含まれる成分

新鮮な生姜

Lotus Images/shutterstock.com

生姜にはどんな成分が含まれるのでしょうか?ネコちゃんたちにとってそれぞれの成分がどのような効果をもたらすのかもお伝えできればと思います。

シネオール

生姜の香り成分となっているものをシネオールと呼びます。シネオールには食欲増進の働きがあるとされています。加えて、疲労回復・夏バテ解消に役立つとされています。

解毒・消炎作用もありますから、胃腸の調子を整える働きがあるのです。生姜独特のツンとした香りはこのシネオールから来ているのですね。

ジンゲロール

ジンゲロールには生姜の辛み成分がたくさん含まれています。生姜を食べた時のピリピリする感覚はこのジンゲロールから強く来ているのです。ジンゲロールには血流を促進する作用があります。冷え性には効果があります。

強い殺菌作用も持ち合わせています。ジンゲロールには免疫力向上の効果もあります。免疫力が向上することで、ガン予防などの効果も期待できるかもしれませんね。ジンゲロールは加熱されたり、乾燥したりすることで下記のショウガオールに変化します。

ショウガオール

ジンゲロールが加熱されたり、乾燥したりすることで、脱水反応が引き起ります。この脱水反応による分解によってショウガオールが生成されます。ショウガオールも血流を促進する作用があるので身体を温めてくれたり、免疫力を高めてくれたりするでしょう。

加えて、強い殺菌作用も持ち合わせています。抗酸化作用も期待できますので、皮膚の健康維持や、アンチエイジングなどにも効果があると言えますね。

ジンゲロン

ジンゲロンもジンゲロールを加熱したり、乾燥させたりすることで生成されるものです。ジンゲロンも辛み成分ですが、ジンゲロールよりは辛みが劣るようです。他の成分と同様、血行を良くする効果があります。しかし、ジンゲロールの持つ効果よりは劣るようです。

ジンゲロンは発汗作用もあり、老廃物を体外に排出するよう助けてくれます。

カリウム

生姜にはミネラルも豊富に含まれています。カリウムには神経刺激を伝達したり、心臓や筋肉の動きをサポートしたりします。さらに、体内で過剰になっているナトリウム(塩)を排出するよう助けてくれます。

カリウムは生姜以外にもたくさんの食材に含まれています。ですから、普通の食生活を送っていれば不足することはまずないでしょう。ただ体調不良によって不足することがあります。その場合は、食欲減退・麻痺・心臓障害などの症状があらわれることでしょう。

マグネシウム

マグネシウムはネコちゃんにとって非常に大切な栄養です。筋肉や神経の機能を調節してくれたり、体温や血圧を調整したりします。また、興奮を抑制する効果もあります。

マグネシウムとカルシウムの関係は非常に大切です。この2つの成分は一緒に骨を作るうえで欠かせないものです。

マグネシウムが不足するなら、カルシウムを取り込むことが出来なくなります。つまり、骨を作ることが出来なくなるのですね。ネコちゃんがしっかりと成長するにはマグネシウムは欠かせません。

ただしマグネシウムの過剰摂取は問題となります。過剰なマグネシウムがリンと結合して尿石症へと発展してしまうことがあるからです。とくに、尿石症になりやすいネコちゃんはマグネシウムの摂取量を気にしたほうが良いでしょう。

生姜にはマグネシウムが含まれていますが、ショウガを大量に与えることはほとんどないと思いますので、生姜によるマグネシウム過剰摂取はほとんどないでしょう。

カルシウム

カルシウムにはネコちゃんの骨や歯を形成するよう助けてくれます。加えて筋肉の収縮や弛緩させる働きもあります。

そのため、カルシウムが足りなくなると、骨の発育が悪くなり、自然骨折するようになるでしょう。歩行困難に陥ることもあるのです。普段からカルシウムを摂取させることを意識すると良いでしょう。

もちろん、カルシウムも過剰摂取は禁物です。こちらも尿石症の原因となることがあります。







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