招き猫の由来
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招き猫の由来はいくつかあるのでご紹介したいと思います。
それぞれの地域の言い伝えからくるので、正確なことはわからないようです。
東京都世田谷区「豪徳寺」の説
豪徳寺には言い伝えがあります。
彦根藩二代目の井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかりました。
そのときに、お寺の門前で猫が手招きをしていたそうです。
猫に誘われて直孝がお寺に入り休憩をしていると雨が降ってきました。
雨に当たらずに休憩ができたことに感謝をした直孝は、豪徳寺に多額の寄進をしたと言われています。
このことがきっかけで豪徳寺は井伊直孝の菩提寺になりました。
この話には別の展開があり、直孝が豪徳寺の木下で雨宿りをしていたら、三毛猫が手招きしたので、その猫に近づいたら、さっきまで雨宿りをしていた木に雷が落ち、難を免れたという別の話もあります。
猫が直孝を招いたことで、お寺に吉運がやってきたと、お墓を建てて猫を弔ったそうです。
いずれにせよ直孝が猫によって助けれたことから、「招き猫」と崇められたとされています。
この神社の招き猫は、「招福猫児(まねきねこ)」と称されていて、お祈りすると吉運に恵まれると言われています。
家内安全、心願成#就、商売繁盛のご利益があるとされていて、境内にはたくさんの招き猫が祀られています。
豪徳寺
住所:〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺2丁目24−7
東京都台東区「今戸神社」の説
浅草にある縁結びで有名な今戸神社ですが、こちらには夫婦の招き猫が祀られています。
またこの神社は今戸焼きの発祥の地とされています。
この今戸焼きと招き猫の発祥のお話です。
江戸時代末期に、貧しい老婆があまりの貧しさのあまりに、自分が飼っていた愛猫を手放さなければいけなったのですが、ある夜この愛猫が夢枕にあらわれて、「私の姿を人形にしたら必ず福徳を授かる」と言ったのです。
そこで、その老婆は、猫の姿の人形を今戸焼きの焼き物のして浅草神社の参道で売ったら、大評判になったというお話。
ただ今戸神社で良縁の招き猫となったのは、昭和の後半のことで、先ほどのお話と今川焼きの発祥の地で、旧今戸八幡が浅草今戸町(現在の今戸焼きの産地)の産土神だったこともあり、「招き猫の社」を全面に打ち出すようになったようです。
現在では、良縁のパワースポットとして多くの人がお参りに来られます。
今戸神社
住所:〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目5−22
東京都新宿区「自性院」の説
室町時代文久9年(1477年)江古田ケ原の戦いで、武将、太田道灌(おおたどうかん)と豊島泰経(としまやすつね)が戦い、太田道灌が戦いに敗れて道に迷っているところ、黒猫があらわれて手招きをしている方へ進むと、自生院に案内され太田道灌は命拾いをし、後の戦いでは勝利ができたと言われています。
またこの黒猫の死後、手厚く祀られたのが「猫地蔵」の楚だとされています。
現在の自性院の入り口の門柱には、小判を持った招き猫が鎮座しています。また境内には猫地蔵尊が祀られています。
自性院
住所:〒161-0031 東京都新宿区西落合1丁目11-23
京都府伏見区「伏見稲荷」の説
言わずと知られる全国30,000社ある稲荷神社の総本山「伏見稲荷」。招き猫の起源はよくわらないそうですが、土人形の発祥地が伏見稲荷とされています。
伏見稲荷は五穀豊穣のごりやくがあるとされていて、はじめは稲荷山の土を持ち帰るとご利益があるとされいました。
やがて稲荷山の土をこねて素焼きした土人形(伏見人形)が参拝者のお土産として販売されるようになりました。
当初は、馬や土鈴、牛などで、招き猫はこれらの人形の一つのモチーフとして作られ、江戸時代の末期には人気で、お土産物として全国に広まったとされ、招き猫発祥の神社とされてます。
また伏見稲荷は、養蚕の神様が祀られていて、猫は蚕を食べるねずみの天敵ということで崇められ、養蚕の守護神として扱われていたという説もあります。
商売繁盛として知られる「招き猫」
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私たちがよく知る招き猫は、商売繁盛として縁起が良いというイメージで、実際にお商売をされているお店や会社などに置かれているのをよく見かけます。
このように商売繁盛=招き猫というのはどこから出てきたのでしょうか?
昔は今ほど建築がしっかりとしている建物が少なく、ねずみによって農作物の被害を受けることは深刻な問題でした。
そのためねずみを駆除してくれる猫を呼び寄せて、猫が住みついた家は、商売繁盛につながるとされ、福を呼ぶ動物として崇められるようになりました。
また江戸時代初期は、猫は今ほど多くいなかったので、一般の家庭で猫を手に入れることはとても難しく、猫がいるように見せかけるために、猫の絵を描いて店に貼ったりしたのが、招き猫の始まりと言われています。