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密室に閉じ込められ餓死寸前。息子を思う父親の必死の思いが消えかけた命を救った。


前代未聞の餓死寸前状態

切なすぎる保護現場

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駆け付けた住民が見つけたのは、骨と皮になった状態で横たわるエースの息子ムーチ(当時4歳)でした。トレーラー内には食べ物は無く、空っぽの缶フードの残骸が。そして缶の中には必死で食べ物にありつこうとしたのか、折れた歯の破片もみつかりました。この様子から、2匹の犬が餓死を強いられていたことは明らかでした。
出典:https://petrescuereport.com/2016/starving-dog-smashes-window-jumps-trailer-save-life/

これは父親のエース(右)、そして息子のムーチ(左)のレスキュー直後の様子です。
父親のエースはムーチに比べると、歩いたり窓を突き破るエネルギーがほんの少し残されていたと思われますが、それでも2匹が極限の空腹状態であったことは言うまでもありません。
そして頭を上げることも立ち上がることもできないほど弱り、命の灯が消えかけていた息子のために必死の逃走を図った父親のエース。

一体誰が、なぜ2匹の犬をこのような辛い目に遭わせてしまったのでしょうか。

体重は標準の半分以下だった

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レスキュー後、2匹の犬達はただちに動物病院へと搬送されましたが、30kgほどが望ましい骨格のムーチの体重はわずか12kgしかなかったことがわかったのです。
「彼の目はまるで『誰か助けて』と訴えているようだったわ。稀に見る酷い状態で、立ち上がろうとしても肩から崩れ落ちてしまうほどボロボロだったの」愛護協会(SPCA)の代表であるリンダ・プルスキーさんはそう振り返ります。
出典:https://petrescuereport.com/2016/starving-dog-smashes-window-jumps-trailer-save-life/

父親のエースの必死の行動のおかげで、やっとのことで地獄のトレーラーハウスを抜け出し復活への道を歩み始めたムーチ。
まだまだ痩せてはいますが、レスキュー当時に比べると随分とお肉もついて来ていますね。
人間によってここまで辛い目に遭わされたのにも関わらず、奇跡的に2匹は人懐こく、甘えん坊の一面もあるのだそう。
そしてその回復具合はとても順調なようです。
思わず「がんばれ、ムーチ!」とエールを送りたくなりますね。

下った判決、そして2匹のその後

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SPCAの捜査により、ユージニオ・チャールズという28歳の男が動物虐待の罪に問われました。2匹をSPCAに引き渡そうとしたものの、他の州で仕事を探していたり、最近拘置所に入っていたことが原因で、このような結果に至ったとチャールズ容疑者は述べています。
出典:https://petrescuereport.com/2016/starving-dog-smashes-window-jumps-trailer-save-life/

どんな理由があろうとも、チャールズ容疑者が2匹にしたことは許されたものではありません。そしてその罪の重さから、チャールズ容疑者には1年の服役の判決が下ったのだそう。

さて、その後の2匹のことが気になり調査をしたところ、父親のエースは昨年7月に素晴らしい家族と出会い、幸せになっていたことがわかりました。

ではムーチは?

ムーチの負った心の傷は予想以上に深く、人が好きではあるものの、知らない人に怯えてしまうというトラウマを抱えているようです。
そしてそのトラウマが理由なのか、ムーチの譲渡条件にみあう飼い主さんがいまだ見つかっていないようです。

彼に必要なのは、彼を心から理解し忍耐強く付き合ってくれる優しい家族。
そんな夢見る家族が一日も早く見つかりますように。

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