オレゴン州に画期的な施設ができた！
支えたいのは人と動物
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2015年10月、オレゴン州セーラムにPetSmartと生活支援団体Family Promiseの協力で新しい施設が誕生しました。この施設はホームレスになった家族とペットを支える役目を担っているのです。出典:https://www.statesmanjournal.com/story/news/2015/10/27/tiny-chihuahua-first-dog-new-shelter/74687028/
こちらが3年前に行われたオープニングセレモニーの様子です。
このセレモニーに参加したのはPetSmartとFamily Promiseの代表を始め、スタッフさん達や地域住民の方々。
参加者のみなさんがこの施設のオープンに感激して笑顔がはじけます。
さて、この施設が住む場所を失った人と動物を繋ぐ場所だということはわかりましたが、一体どのようにして彼らを支えているのでしょうか。
第一号、クロエのストーリー
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チワワのクロエの飼い主ベティ・ハーゲンズさんはご主人の医療費と療養費を支払うために家を手放しました。それ以来、愛犬クロエは車の中、そしてベティさんと3歳のひ孫は地域の教会での寝泊まりを余儀なくされていました。出典:https://www.statesmanjournal.com/story/news/2015/10/27/tiny-chihuahua-first-dog-new-shelter/74687028/
「この子は私が働いてた動物病院から3歳の時に引き取ったの。彼女は私とひ孫にとって全てなの。新しい施設が出来てクロエを手放さずに済んで本当に幸せよ」とベティさん。
ベティさんの暮らすオレゴン州セーラムには生活支援団体Salem Interfaith Hospitality Network(SIHN)があり、今回の新施設はPetSmart とFamily Promiseの他にSIHNの協力もあって実現したそうです。
SIHNでは地元の教会などと提携し、ホームレス生活を送る人達に寝場所を提供したり、再就職を支援する活動を行っているのだそうですが、残念ながらどの教会も犬を同伴することを許可してくれないのだそう。
クロエだけが車で寝泊まりしていたのにはこんな理由があったんですね。
SIHNではベティさんに同じ問題を抱えた人達を支援する仕事を任せてくれたのだそう。
自身がホームレスでありながら、同じ境遇の人を支える。
その苦労を理解しているベティさんにはぴったりのお仕事かもしれませんね。
ペッツマートの努力はまだまだ続く
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新しい施設は常に温度管理がされており、併設されている小さなドッグランで自由に遊ぶことができます。飼い主が教会で過ごす夜間、犬達はボランティアによって管理され、昼間は飼主さんが自由に愛犬に会うことができるのです。出典:https://www.statesmanjournal.com/story/news/2015/10/27/tiny-chihuahua-first-dog-new-shelter/74687028/
「これは始まりに過ぎないよ」とPetSmartの代表クレイグ・ジェンキンスさん。
「ペットは人を幸せにしてくれる。だから生活苦に陥りホームレスになったからと言ってペットを手放すという選択を彼らに強いるべきじゃないんだ」
ホームレスがペットを飼う？そんな贅沢は許されない！
恐らく批判的な感情を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかしお国柄もあってか、アメリカでは彼らに比較的協力的な方が多く、一般市民がイニシアチブを取ってホームレスとそのペットの暮らしをサポートすることも珍しくありません。
そして忘れてはいけないのが、誰一人として望んでホームレスになったわけではないということ。
確かに彼らはホームレスかもしれませんが、ペットにとっても彼らにとってもお互いが無くてはならない存在であることは間違いありません。
そんな人達を支援するためにこのプロジェクトが始まったのです。
PetSmart代表のジェンキンスさんは、将来的には全米に90ほどの同じような施設を作ることを目標とされていたようですが、第一号がオープンした2015年の終わりには9つの施設が既に立ち上げられていたのだそうです。
現在はプロジェクトの全てがPetSmartの手に委ねられ、PetSmartの慈善活動は更なる広がりを見せています。
PetSmartが救おうとしていたのは、人と動物の絆だったんですね。
PetSmartのチャリティ活動の様子はFacebookで！Tiny Chihuahua first dog in new shelter
