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レーキングって知ってる?犬にとってどんなメリットがあるの?


愛犬の被毛をケアする方法にレーキングというものがあります。

換毛期の抜け毛対策となるレーキングの具体的な方法や、それによって犬とってどんなメリットがあるのか考えてみましょう。

おすすめのレーキンググッズも紹介します。

犬のレーキングとは?

ブラッシング

Joerg Huettenhoelscher/shutterstock.com

レーキングとは、ダブルコートの犬種のケアするひとつの方法です。

アンダーコート、つまり下毛だけを抜いて処理することです。

換毛期には、アンダーコートは自然に抜けますが、中にはきちんと抜け切らない毛があります。

自然に抜けきれなかった死毛をきちんと処理するためにレーキングを行います。

必要な道具を揃えれば自宅でレーキングすることができます。

トリミングサロンでもレーキングしてくれるところがあるので、尋ねてみることができます。

レーキングが必要な犬種は?

ロングコート、つまり長毛種だからレーキングが必要だと限りません。

レーキングによるケアを必要とする犬種を取り上げます。

パグ、チワワミニチュアダックスフンドキャバリア、コーギー、シェルティーです。

ラブラドール、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーもレーキングをすると良い状態に保てます。

ダブルコートの柴犬、ポメラニアンなども、レーキングによるケアがすすめられる犬種です。

アンダーコートと言うのは下毛の事で柔らかい毛です。柴やハスキーなど毛が密集しているワンちゃんに見られ、ほわほわした毛が抜けかけているのを見たことはありませんか? この下毛をブラッシングで取っておかないと毛玉になりやすくなってしまいます。オーバーコートは反対に上毛の事を言います。同じ意味でトップコートとも言います。こちらはアンダーコートと違い硬い毛質です。この2種類のコートを持つワンちゃんをダブルコートと言います。換毛期に毛が大量に抜けるワンちゃんです。コーギーや柴、ポメラニアン、レトリーバー種、ハスキーがこれにあたります。
出典:http://www.petjpr.com/column/news-bin/Detail.cgi?rgst=00000404&CatgM=4

ダブルコートの犬種は、柔らかい下毛をきちんと処理するためにレーキングが必要なんですね。

バリカンじゃダメなの?

バリカンでカットしても、被毛をメンテナンスできるのではと考えてしまいますよね。

しかしバリカンでカットすると、被毛に良くない変化が表れてしまうことがあります。

被毛の、特に体を保護する役割をもつオーバーコートをざっくりカットしてしまいます。

カットされた上毛がきちんと再生しないことがあるため、そうなるとムラになってしまいます。

ダブルコートの犬種の被毛は、基本的にオーバーコートはカットしないようにしましょう。

アンダーコートだけを取り除くなら、犬の体への悪影響を抑えられます。

デメリットを考えて、バリカンを使いたくない方にはレーキングがおすすめできます。

レーキングをすることで得られるメリット

ブラッシング

hedgehog94/shutterstock.com

トリミングで犬の被毛をカットしてメンテナンスするのは一般的になっていますね。

レーキングで被毛のケアをするとどんなメリットがあるのでしょうか?

利点を把握するなら自分でレーキングをしたくなりますよ。

犬に痛みを与えず被毛ケアできる

下毛を抜くとなると、犬は痛みを感じるのではないかと心配しますよね。

レーキングはそれほど犬に痛みを与えずに行えます。

犬の体に必要以上の負担をかけずにレーキングができます。

換毛期にアンダーコートをきちんと処理することで、被毛の通気性が良くなります。

痛みを与えることなく被毛や皮膚のメンテナンスができるのは魅力ですね。

夏の暑さ対策にいい

レーキングはアンダーコートだけを処理するので、オーバーコートをカットしたり抜いたりしません。

夏場の直射日光、紫外線から地肌を守り、保護することができます。

夏に被毛の風通しが良くなり、暑さが被毛や皮膚にこもらないので、犬も快適に過ごせます。

ツヤツヤな毛並み

自然に抜ける毛だけでなく、残った死毛を処理します。

そのおかげで家の中で毎日抜け毛があって悩まされることが少なくなります。

抜け毛と格闘して掃除が大変な方におすすめです。

レーキングで死んだ毛を取り除くことができるので、残っている被毛に栄養が行き渡ります。

毛並みが良くなり、つやがでてきます。さらにフケを軽減することもできます。

死毛があまり残らないので、愛犬の地肌もより健康的な状態になります。

抜け毛の量を減らせる

換毛期の抜け毛の量は犬種にもよりますが、びっくりするほど多くなるものです。

家族が犬の行動範囲を歩くだけで、靴下や衣類に抜け毛がびっしりついてしまいます。

一日に何回も繰り返し床の掃除機がけや掃除シートできれいにしても追いつきません。

犬が自分の抜け毛が鼻に入ってくしゃみを繰り返すことがあります。

体の違和感で被毛をしきりにかいたリ、噛んだりします。

レーキングで抜け毛の処理をすれば、家の中を舞う抜け毛の量を格段に減らせます。

愛犬にとっても飼い主家族にとっても不快感を減らせるのは大きなメリットですね。


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