食べ物を買う際、食べる際賞味期限を気にする方は少なくありません。ドッグフードももちろん食べ物ですので、賞味期限が設定されています。中には数か月から数年という賞味期限が設定されています。
今回は缶詰タイプのドッグフード(ウェットフード)の賞味期限や保存方法について紹介したいと思います。ぜひ参考にされてみてください。
缶詰ドッグフードとは?
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そもそも缶詰ドッグフードとは何でしょうか?
その名の通り缶詰に入ったウェットタイプのドッグフードです。一般的には水分量が80%以上含まれており、たっぷりの水分と新鮮な肉が使用されているので犬本来の自然食に近くなっています。缶詰ドッグフードが好きな犬は少なくありません。
缶詰ドッグフードのメリット
缶詰ドッグフードのメリットは何でしょうか?
動物性たんぱく質が豊富
缶詰ドッグフードはドライタイプのドッグフードに比べて、動物性たんぱく質の割合が多くなっています。多くの缶詰ドッグフードは肉や魚がメインでたっぷり使用されているため動物性たんぱく質がたっぷりとれます。
消化が良い
缶詰ドッグフードであるウェットタイプのドッグフードは水分量が80%と多いのが特徴です。ドライタイプのドッグフードは10%以下ですのでその差は歴然です。水分が多いので消化を助けてくれます。また水分が多いためフードが柔らかく食べやすいのが特徴です。噛む力が弱くなった犬や消化が弱ってきたシニア犬や夏バテで消化が弱っている犬にもおすすめです。
嗜好性がよい
缶詰ドッグフードはとにかく嗜好性がよいことで人気です。ドライタイプのドッグフードに比べて加工に手を加えていないため、素材そのもの、肉や魚そのものの風味やうまみがそのまま残っているので嗜好性が高くなっています。
水分が多いことによっても肉そのもの食感が残っており、喜んで食べます。
缶詰ドッグフードのデメリット
このように缶詰ドッグフードには多くのメリットがあるのですが、デメリットもあります。
肥満の可能性
缶詰ドッグフードは動物性たんぱく質が多いのですが、全体的な栄養バランスとしては欠けているところがあります。ですから缶詰ドッグフードを主食にしようとすると給餌量が多くなり、肥満になってしまう可能性があります。
口内トラブル
缶詰ドッグフードは水分量が多いため咀嚼が必要なくなります。そのため噛む回数が少なくなってあごが鍛えられなくなり、歯や歯茎が弱まるかもしれません。
また水分が多い缶詰ドッグフードはフードが歯につきやすく、歯垢がつきやすくなります。歯石は嗜好の原因となりこれがきっかけで歯周病などの口内トラブルにもつながります。定期的な歯磨きが必要になってきます。
傷みやすい
缶詰ドッグフードは水分が多いため、菌が繁殖しやすく開封後は傷みがとても早いです。できれば開封したらその日のうちに消費することが望ましいでしょう。また与えてしばらくしても食べないようなら破棄しなければいけないかもしれません。