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ミニチュアダックスってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!


ミニチュアダックスの特徴

Miniature dachshund lawn dog smile in outdoor

Ekaterina Brusnika/shutterstock.com

ペットとして大人気のミニチュアダックスですが、もともとはアナグマを追う狩猟犬として大活躍してきたとても勇敢な犬種です。

そんなミニチュアダックスの外見的特徴、寿命や体型について紹介します。

ミニチュアダックスの外見的特徴

Black dog. dachshund on white background.

SkaLd/shutterstock.com

ミニチュアダックスの外見的特徴と言えば一言、「胴長短足」に決まりでしょう。

その可愛らしい姿ゆえに、海外では「ウィンナードッグ」とか「ソーセージドッグ」などの愛称でも親しまれています。

ちなみに胴長短足と言えばマンチカンという猫も人気ですが、「猫界のダックスフンド」と呼ばれているそうです。

胴長と言われていますが、実は胴の長さは他の犬と変わりません。

ただ短足なので胴が長く見えるんです。

ずん胴なイメージもありますが、くびれがあるのが理想で、そうでないと肥満ということになります。

大きくて垂れた耳も特徴的です。

被毛はスムース、ロング、ワイヤーの3種類があり、それぞれに違った特徴の性格が出るそうです。

ミニチュアダックスの寿命・体型

Black dachshund puppy standing in side view. isolated on white background

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

ミニチュアダックスの平均寿命は14歳から17歳くらいで、他の小型犬に比べても長めだということがわかります。

これはスパニエル系、テリア系、ピンシャー系、パピヨン系など様々な犬種と交配されたミックス犬だからだそうです。

純血同士の似た遺伝子を掛け合わせるよりも、異なる遺伝子を掛け合わせたほうが個体としての強さや寿命が長くなると言われています。

ミニチュアダックスの中には22歳まで生きた子もいるそうなので、健康管理に気を付ければ長く一緒に暮らすことが可能です。

「ミニチュアダックス」というのは犬種ではなく、ダックスフントの大きさの違いによって異なる呼び方のひとつです。

ジャパンケネルクラブ(JKC)によると生後15か月を過ぎてから計測して胴囲が30~35cmのダックスフントをミニチュアダックスと呼びます。

ちなみに35cm以上はスタンダード、30cm以下はカニンヘンと呼びます。

JKC発行の血統書にはサイズのバラエティーが記載されていて、スタンダードはDH、ミニチュアはDHM、カニンヘンはDHKとなっています。

ただし、その後さらに成長することがありますが、同じダックスフントという犬種なのでバラエティの変更は柔軟に対応可能です。

ダックスフントはドイツ語で「ダックス(アナグマの意)」と「フント(犬の意)」を合わせた名前で、アナグマを狩るために作られた犬です。

そしてキツネを狩るために小型化されたのがミニチュアダックス、そしてさらに小型化されてうさぎ狩りに用いられたのがカニンヘンというわけです。

地面に巣穴を作って住んでいる動物を狩るので、巣穴に入りやすいように足が短くなっています。

ミニチュアダックスの平均体重は5kg程とされていますが、あくまで平均であり、個体によって差があります。

ブリーディングされた国によってタイプが異なることもあり、ドイツタイプは細身でイギリスタイプはずんぐりしていると言われています。

日本で見かけるミニチュアダックスはイギリスタイプが多いようです。

いずれにしても狩猟犬なので体つきは筋肉質で運動能力が高く、短足な割には軽快な走りをしています。

ミニチュアダックスの歴史

A beautiful dachshund puppy dog with sad eyes dog portrait

Ekaterina Brusnika/shutterstock.com

古代エジプトのトトメス3世の壁画に胴長短足の犬が描かれており、この犬がダックスフントの祖先犬ではないかという説があります。

もしこの説が本当であればダックスフントの歴史は何と4000年以上あると言うことができます。

それ以降の記録によると、12世紀ごろにスイスのジェラという山岳地方にいた狩猟犬であるジェラハウンドがダックスフントの直系の祖先犬だと考えられています。

このジェラハウンドとドイツやオーストラリアの山岳地帯にいたピンシェル(ドイツ語でテリア種を指す)が交配され、ダックスフントの基礎犬になったとされています。

この基礎犬はスムースヘアで、体重は10kgから20kgほどあったそうです。

その後、ワイヤーヘアのテリアやスパニエルが交配され、ワイヤーヘアやロングヘアのダックスフントが生まれました。

原産国のドイツにおいてダックスフントは狩猟犬で、アナグマ狩りに使われていたため「ダックス(アナグマの意)」と「フント(犬の意)」を合わせた「ダックスフント」と名付けられました。

アナグマの巣穴に入り込めるサイズが求められていたので選択交配がされ、それゆえに体調が体高の2倍近くになる独特のスタイルになりました。

アナグマは見かけによらず獰猛で凶器となる長い爪も持っているため、ダックスフントにもすばしっこさと勇敢さが求められてきました。

19世紀ごろになるとアナグマだけでなくキツネやウサギなども狩ることができるよう改良され、スタンダードの他にミニチュアやカニンヘンが誕生するようになりました。

つまりペットとして可愛くなるように小さく改良されたのではなく、獣の種類や大きさと巣穴の大きさに合わせてあくまでも狩猟が目的で改良されたことがわかります。

そしてこのころからアメリカや他の国にも少しずつ輸入されるようになったダックスフントは家庭犬としても飼われるようになり、多くの人たちを魅了し続けています。

日本においても登録数が常にベスト10に入る人気の犬種ですが、この3つのサイズの中では圧倒的にミニチュアダックスが多いため、ダックスフントと言えばたいていの場合はミニチュアダックスを指しているようです。







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