その姿は犬に思えなかった
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動物の救助は時に奇跡を起こします。出典:https://www.thedodo.com/street-dog-turned-to-stone-rescue-1470403108.html
この幸運な犬は最近、石になった状態から回復しました。
インドのレスキューグループ、Animal Aid Unlimitedは、壊れたトラックの錆びた骨組みに悲惨な状態の子犬を見つけました。
絶望と孤独で、彼女は完全に人生を諦めて埃の多い後部座席で悲しそうにうずくまっていました。
彼女は先天的な股関節病に苦しんでいました。
彼女の痛みを伴う皮膚は、「石のように固く」なっていました。
「千年後に発見されたミイラのように、もしくはフジツボのように見えた」とAnimal Aid Unlimitedは語ります。
足の爪は伸びきってしまっていますね。
これでは歩くときに地面に爪が引っかかって痛かっただろうと思います。
肌の張りもないのでひどい脱水であることも予想できますね。
もう可哀想という言葉では足りないくらいのひどい状態です。
やせ細っていて犬らしさはどこにも見当たりません。
石のように固くなっている、とありますが確かに犬の頭はごつごつと固くなっているように見えます。
こんな頭の犬を見たことがありますか?
この症状は疥癬症という疾患でヒゼンダニが原因です。
清潔にして免疫力があればここまでひどくならないはずですが、この犬に関してはそのどちらとも無縁の環境に居たでしょうからこんなことになっているのでしょう。
ミイラのよう、フジツボのよう。
そのどちらの表現も私は本当にそうだなと思いました。
それほど一般的な犬の見た目とは程遠いです。
抵抗する気力もなかった
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救助者が彼らに近づくときは、ほとんどの犬が逃げる一方で、後にアリスという名前を付けられるこの疲れきった犬は見上げることもしませんでした。出典:https://www.thedodo.com/street-dog-turned-to-stone-rescue-1470403108.html
アリスは衰弱して疲れていたのです。
アリスの唯一の動きは、弱った身体の周りで鳴っていた虫を追い払うことでした。
「アリスはある種のせん妄のようだった」とチームは語りました。
救助団体がビスケットを与えると、アリスは疲れた頭を上げ、そのショックで飛行雲が飛んできました。
野良犬生活が長ければ長いほど、また過去に人間に怖い思いをさせられた犬であればすぐに逃げ出そうとするはずです。
下手すれば噛みついたり威嚇したりしてくることでしょう。
しかしアリスはそんな気力さえ残っていなかったのですね。
どれだけ弱っていたかそれだけでもよくわかりますね。
とても悲しいことです。
アリスの周りには無数の虫が飛びまわり、力尽きるのを待っているかのようでした。
それを必死で振り払うことが唯一できる動きだなんて・・・。
本当は虫なんて、こんなに体の周りに飛び回ること自体ないのが当たり前ですよね。
アリスにはその当たり前さえないのです。