心に深い傷を負った犬
やはり虐待されていた
シーナをHTASに引き渡した人物は彼女が元の飼い主に虐待されていたことを明かしました。そして虐待された多くの犬達と同様、シーナの心のリハビリは困難になるとスタッフは予測していたのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/sheana-dog-returned-shelter-new-york
このピットブル風の犬が実はボクサーMIXのシーナです。
とても悲しい目をして身を縮めている姿に心が痛みます。
シーナをシェルターに引き渡した人物が、いつ、どのような手段でシーナを譲り受けたのかは不明ですが、もしも別のシェルターから譲り受けていたとしたら、シーナは心の傷を回復する暇も無く譲渡された可能性もありますね。
心のリハビリを経て
当時2歳だったシーナは虐待とネグレクトという心の傷を負いつつも、ゆっくりとHTASの犬舎での生活に慣れて行きました。やがて保護団体に引き取られ、トレーニング施設でリハビリを受け、更には里親も見つかったシーナは幸運だと思われていましたが、そんな幸運は長く続かなかったのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/sheana-dog-returned-shelter-new-york
せっかく保護団体にトレーニングを付けたてもらった言うのに、その幸せな時間が続かなかったというのはどういうことなのでしょうか?
彼女の身に一体何が起こっていたのかがとても気になります。
壮絶だった3年間
シーナは何度譲渡されても返還されることの繰り返しでした。そして3年後、再びHTASに戻って来てしまいました。HTASスタッフはシーナが11回も譲渡され返還されたことに心を痛めました。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/sheana-dog-returned-shelter-new-york
心のリハビリを終えて今度こそは幸せになれると思っていたのもつかの間、保護施設と里親達の間を行ったり来たりの3年間は、シーナにとって計り知れないほど辛い時間だったことでしょう。
それにしても、しっかりトレーニングされていたはずのシーナがなぜ11度もこんな目に遭わなければならなかったのでしょうか。
その真相を是非知りたいですね。
返還された理由に疑問が...
シーナの失敗はごくちっぽけなのもので、返還される理由にはならないようなものでした。ある家族は留守中に冷蔵庫に用意していたBBQの食材を荒らされたという理由で。またある家族は頻繁に旅行に出かけるためシーナの精神状態が乱れがちだという理由で彼女を返還しました。シーナに本当の意味でしっくりくる飼い主さんを見つけることは、思いのほか困難だったのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/sheana-dog-returned-shelter-new-york
保護犬を飼っていらっしゃる飼い主の方なら、彼らを引き取ると決心した時、なにがあっても二度と辛い目に遭わせないと心に誓って引き取られたことでしょう。
しかし、シーナの里親さん達の返還の理由は実に小さな事ばかり。
食材はまた買い揃えれば問題は解決しますし、留守がちならペットシッターやペットホテルを利用すればシーナに寂しい思いをさせなくて済んだことでしょう。
いずれの飼い主さんも覚悟が足りなかっただけで、決してシーナに非があるとは思えないのですが...