傷だらけの犬の保護を求めた
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NYCのSecond Chance Rescueは、2歳のピットブルの人生を救うために助けを求めて、Facebookに投稿しました。出典:https://familypet.com/tommy-former-bait-dog/
その子はトミーと名付けられ、1月13日に安楽死させる予定だったのです。
彼は衰弱し、傷跡に覆われ、首に大きな膿瘍がありました。
たびたび取り上げられる犬種のピットブル。
正式名はアメリカン・ピットブルテリアといいます。
中型犬ですが身体がかなり筋肉質なのが特徴でがっちりとしていますので、大型犬と思われることもあるくらいです。
アメリカでは凶暴な性格を持っていると恐れられる犬種でもあります。
その理由はこの犬による死亡事故が多発していることにもあるといいます。
闘犬として育てられることも多いので、適切な飼い方としつけをしなければ危険ともされるのです。
そんな犬種のトミーは保護団体に保護されました。
凶暴なイメージとは程遠く弱っていたといいます。
彼に何があったのでしょうか?
弱っているだけではなく傷も沢山あって、首に大きな腫瘍まで・・・。
こんなことがあると知るたびに、一体どうしたのか、犬と話せたらいいのにと思ってしまいます。
そうすれば辛い気持ちを共有することができるのに…。
こんなに傷だらけで弱っているというのに安楽死の予定まであるというのです、もう言葉になりませんね。
タイムリミットは1月13日。
それまでに解決策を見つけなければ彼は命を亡くすことになるのです。
餌犬として生きてきたトミー
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この犬は恐ろしい過去を持ち、愛を受けたことがないのは明らかでした。出典:https://familypet.com/tommy-former-bait-dog/
保護団体は治療の後に、愛され適切に世話されることを望んでいましたが、トミーが死ぬことを望んではいませんでした。
トミーの過去の詳細を確信していませんが、彼は迷い犬として見つけられ、何らかの戦いをしてきたように見えました。
獣医は、彼は間違いなく闘犬のための餌犬だったと言いました。
誰もトミーの安楽死なんて望んでいませんよね。
これまで彼は愛情をもらったことがないというのなら、なおのことです。
愛情も知らずに人の手で命を亡くすなんてそんな悲しいことはありません。
トミーが愛情をもらったことがないという根拠は、人間に利用されていたから。
最初にご紹介したピットブルの特徴の中で【闘犬にも利用される】と書きましたが、まさにその闘犬を訓練させる餌犬とされていたのです。
闘いなんて、犬は求めているのでしょうか?
そういうことが素晴らしいという人もいるでしょう。
しかしそれは人間の勝手に思えて仕方ないのです。犬の気持ちを尊重しているようには全く感じませんよね。
到底、理解出来ません。
現にトミーは傷だらけで弱っているのです。
みんなの力で命は助けられた
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セカンドチャンスレスキューでトミーを連れて来るためには、テキサス州の彼の所在地から一時的に譲歩しなければなりませんでした。出典:https://familypet.com/tommy-former-bait-dog/
幸い、Dallas DogRRRのおかげでトミーの救出に間に合いました。
トミーの救出には踏まなければならない手順があるようです。
テキサス州から誰かに保護してもらい、そこからセカンドレスキューが保護をするという流れです。
だからフェイスブックで、テキサス州でトミーを一時的に保護してくれる人を募集していたのですね。
彼の保護に手を上げてくれたのはDallas DogRRRという保護団体でした。
この団体は野良犬を保護したり、安楽死になる犬を助ける活動をしているボランティアさんたちから成るのだそうです。
様々な保護団体から助けられたトミーは今、命をつなごうとしているのです!
もう一度スタートラインに
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今ではトミーのお世話係が、彼が一度も感じなかった愛を与えてゆき、ゆっくりと信頼を得ています。出典:https://familypet.com/tommy-former-bait-dog/
トミーが十分に健康になると、彼はニューヨークのセカンドチャンスレスキューに移されます。
ソファに横たわったり、散歩に行けるようにもなりもう一度信じることを学んだようです。
闘犬として扱われていたなら、人間と一緒に暮らすことや可愛がられることを知らないはずです。
ということは人間を信じる気持ちさえ知らないのかもしれません。
これまで生きてきた環境とは180度違うでしょうからトミーも戸惑うことばかりでしょう。
でもその戸惑いは幸せと愛情で溢れた戸惑いだと思うのです。
信頼を得るのは簡単ではないですし、それは人間も犬も一緒です。
ですがどれだけ時間が掛かってでも、トミーは誰かを信じる気持ちを取り戻すことができると思います。
今度は自分の気持ちを尊重してくれて、彼が本当の犬らしく生きて行けるようになる日が早く来るといいですね!