瀕死状態から救われた犬が輝きを取り戻すまで・・・
瀕死の犬グウェン
グウェンの体型に比べるとこの首輪の大きさは違和感を感じます。「私が近づくと,犬たちはみんな飛び跳ね,愛嬌を振りまいていたわ。でも1匹だけ,そうじゃなかったの。その犬を急いで獣医に見せたわ。」とテキサス州にあるSPCAという保護団体スタッフは語ってくれました。そこには,ひどく衰弱して脱水症状を起こしている犬がいました。グウェン・ステファニー(Gwen Stefani)と名付けられた犬には大きすぎるほどの首輪が付けられ,鎖でつながれ,その鎖の先には古い車軸がついていたのです。出典:https://www.thedodo.com/dog-left-on-chain-rescue-2006983069.html
初めからぶかぶかの首輪をつけることはしないはず・・・ということは,昔のグウェンはこの首輪がしっかりフィットするくらいの体型だったはずです。
首輪を外して逃げることも出来そうですが,長年この鎖につながれ,それ以上行くことができないと体で覚え込んでしまっているのかもしれません。
発見時のグウェン
まるで立っているのがやっとのようなグウェン。「グウェンは衰弱しきっていて,動くこともできなかったの。私たちが近寄って行っても,起き上がろうとしなかったし動こうともしなかったわ。だから彼女を立たせるのにとても苦労したわ。そして,獣医が診ると脈があまりなかったそうなの。」とも語ってくれました。出典:https://www.thedodo.com/dog-left-on-chain-rescue-2006983069.html
その目にはまったく輝きを感じませんし,体からは活力を一切感じません。
骨と皮だけになった体が過ごしてきた環境の残酷さを物語っているようです。
輝きを取り戻すグウェン
発見当初は生命力を感じなかったグウェン。スタッフの必死の手当てがあってこそ大切な命を取り戻したようです。骨と皮だけになっていたグウェンは,ただ目の輝きが消えているのを待っているだけのようでした。しかし,そのやせ細った体に寄生しグウェンの血液を思う存分むさぼっていたノミが水で洗い流されるように,彼女の過去も綺麗に洗い流されていったのです。そして,一連の救命処置を受けたグウェンには,友達ができました。出典:https://www.thedodo.com/dog-left-on-chain-rescue-2006983069.html
やせ細った体にさらに追い打ちをかけるようなノミの攻撃。
自分の体の何百倍もの小さい生き物に自分の生命の源まで吸い尽くされなくてよかったですよね。
そして,その辛い過去を洗い流し,グウェン本来の生命力の強さを発揮し始めたようです。