室内犬では定番の人気!賢くて陽気な性格のパピヨン!
パピヨンってどんな犬?
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突然変異で生まれた犬種で、原種はスパニエル系です。
キャバリア、イングリッシュ・コッカーなど、元が貴族の愛玩犬として、絵画によく登場する愛玩犬の代表的なもので、歴史は16世紀という非常に長いものです。
名前の由来は、耳の形でこれが正面から見ると蝶のように見えるため、フランスへ渡った時に蝶や蛾を示す「パピヨン」という名前が与えられました。
フランスの名画には、何気に貴族と一緒に描かれている事が多いです。
おすすめのタイプとしつけのコツは?
パピヨンを飼いたいという人なら耳の形をとにかく注目し、”飾り毛”と呼ばれる耳から生える長い毛がより繊細で、黒、白、茶色でバランスの良い体毛を持つ個体を選ぶと良いです。
体型はキャバリアですが、胴体は下毛が少なく、見た目は華奢ですが、実際は丈夫です。
活発的で好奇心旺盛で、ケージに顔を近づけると直ぐに走ってくるような元気な個体が良いです。
鳴き声は甲高いですが、しつけに関しては容易な方です。
ドックショーでは、マルチーズと並び被毛の美しさを競う犬種なので、マメなブラッシングやトリミングは欠かせません。
特に足辺りが毛がもっさりしてしまった状態は、この犬種の良さが台無しです。
パピヨンはどんな性格?
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シーズーく陽気ですが、非常に「自我」のある性格をしています。
好き嫌いがハッキリしており、気に入った人には本当によく甘えます。
友好的な性格ですが、シーズーのように誰とでもといったわけではなく、嫌った相手はずっと避けるのも特徴ですね。
子供の様に活発な相手が大好きで、非常に遊び好きです。
パピヨンのしつけの方法・コツは?
賢いのですが、自我が強いので訓練には根気が必要です。
性格が甘えん坊な子供を甘やかすとわがままに育つのと似ています。遊び好きですから、出来ないことを最初に教えていくほうが良いでしょう。
特に、活発な性格を利用して、遊びながら学ばせる意味では、比較的教えやすいです。
この犬種に体罰は絶対にNGです。
明るい性格ですから、しつけた時や、イタズラをした時は、しっかり眼を見て声をかけるだけで充分です。
パピヨンの散歩の仕方は?
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非常にリードを引っ張る傾向があります。
また不意な行動も多く、交通事故には充分注意してください。
パピヨンは室内犬としてはかなり身軽で、動きも素早いです。
自己主張が強い割に臆病なところもあるので、大きな音、他の犬種との接触も慎重にしていただきたいです。
運動量は多く、こうした犬種は中型犬並みにお散歩が大好きですね。
パピヨンがかかりやすい病気は?
皮膚病関係が多いですね。
やはり下毛が少ないのが影響してますので、シャンプーは控え前に被毛のカットに重点を置いて、とにかく餌に気をつけてください。
太りにくい体質ですが、その分、肝臓や腎臓に負担のかかるような食事は、寿命を縮める事になります。
また先天的に眼球がやや露出しているので、眼病や目ヤニも注意してください。
寒さにはやや弱いです。
子犬の選び方
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耳の割合が顔全体の50%くらいありますから、何となく「顔が小さいな」という子犬を選んでください。
子犬時代は鼻先が詰まって見えますから、正面から見て、逆三角形にみえる子犬は血筋が原型に近いでしょう。
耳がタレ気味の子は治らないことが多いので、ちゃんと耳が立っている子を選ぶこと、被毛が寝ていない状態が好ましいです。
ポイントは、眼と鼻の三角関係をよく見ることですね。
胴体があまり細くない子を選ぶのもポイントです。
成犬になると足が伸びるので、どうしても成犬の姿を参考にしてしまう事が多いですが、良質な個体は全体的に体つきが丸いです。
立った時に僅かにおしり側が高い個体も、非常に良い体格になります。
日本ではパピヨンの子犬は人気はややや控えめな印象です。
しかし、成長し被毛が整うと、小型犬なのに気品がありドッグショーでも注目を集めるほどの犬種です。
それに立ち姿が非常に優雅でもあります。
ペットショップなどで、素敵な子犬に出会えると良いですね。