ピットブル=凶暴
多くの人にとって、カルメーラは望ましくないペットです。まず第一に、カルメーラはピットブルであり、それは危険だとしてあまりにも有名で「Bully Breed」の代表格の犬種とされています。第二に、カルメーラは障害を持っています。彼女の前足は、小さな木枠の中に長いこと閉じ込められていたために、曲がってしまっているのです。出典:https://www.littlethings.com/blind-sisters-adopt-disabled-pitbull/
「Bully Breed」というのは「攻撃的で危険である」といわれる犬種を指す言葉です。ピットブル系がその代表格ですが、ほかにもマスティフやボクサー、ボストンテリアにフレンチブルなど、計14種のことをいいます。
確かにこの犬種は闘犬にも用いられ、攻撃的ではあります。この犬種が人を襲うというニュースも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ピットブルは一時爆発的な人気となり、多くの人が飼いはじめましたが、ろくに躾なかったり捨てたりしました。きちんと躾をすれば忠誠高くまさにボディガードのように尽くしてくれるピットブルの評判は、そんな人間の行動のせいで悪いものへと変わっていきました。
「いじめっ子」とも言われる「Bully Breed」は、ほんとうは悲しき「いじめられっ子」なのです。
この悪いイメージのせいで、ピットブルを引き取りたいという家族(特に子供のいる家族)は少ないといえます。
さらにこのカルメーラは前足を痛めてしまっており、ピットブルが買われる一番の理由である「番犬」としての仕事をこなせない可能性もありました。
それゆえに…
サンディという名前の女性が、カルメーラに家族を見つけることを手伝うと申し出てくれました。カルメーラはサンディのグルーミングサロンでのリラックスした時間を過ごしました。けれど一年が過ぎても、誰もカルメーラを引き取りがらなかった。一組の驚くべき姉妹が訪れるまで。出典:https://www.littlethings.com/blind-sisters-adopt-disabled-pitbull/
前述したような理由で、カルメーラを引き取りたいと申し出てくれる人は現れなかったようです。
親切な女性が自身のサロンで彼女を一時預かりしてくれ、里親探しにも尽力しましたが、一年経っても里親になってくれる人は現れなかったといいます。
絶望的な里親探しに希望が見える!