危険な場所をさまよっていた猫
そして悲劇は起こった
ある日タックは危険な場所とも知らずに線路の近くをさまよっていました。次の瞬間電車にはねられ、右後脚は砕け、お腹はぱっくりと割れ、大量出血を起こしてしまいました。そんな状態でもありったけの力を振り絞り近くの民家に辿り着いたのです。出典:http://www.lovemeow.com/brave-cat-crawls-to-house-for-help-after-being-hit-by-train-2023144329.html
電車を危険なものと認識できているのは恐らく人間だけです。
知らなかったから仕方がないとはいえ、そんな危ない場所に来てとんでもない目に遭ってしまったタック。
彼が電車にはねられたために受けたダメージは思わず耳を塞ぎたくなるほど。
こんな状態で彼の命は助かるのでしょうか。
目を覆いたくなるほどだった
タックを発見した住民はその姿に目を疑いました。そしてただちに動物保護団体RSPCAに連絡をし助けを求めました。現場に到着したRSPCAのグレイシーさんはタックを毛布で優しく包み病院へと急行したのです。出典:http://www.lovemeow.com/brave-cat-crawls-to-house-for-help-after-being-hit-by-train-2023144329.html
こちらは保護され緊急手術を受けているタックの様子です。
あまりにショッキングなシーンだったためモザイク処理がかけられるほどだったようです。
彼が受けた痛みや苦しみを想像すると胸が張り裂けそうです。
今は手術が成功してくれることをただただ願いたいですね。
救う努力は決して惜しまない
RSPCAの医療チームは戦わずして命を諦めることはしませんでした。出典:http://www.lovemeow.com/brave-cat-crawls-to-house-for-help-after-being-hit-by-train-2023144329.html
「ここの獣医師と看護師とシェルタースタッフの惜しみない努力がなければタックはもうこの世にいなかったでしょう」RSPCAのパトリックさんはそう話します。
残念ながら右後脚と尻尾を失いましたが、チームは命を救うことに成功したのです。
こちらの画像は手術後のタックの様子です。
広範囲に渡って剃られた被毛が彼の受けた怪我の大きさを物語っています。
欧米ではタックほどの重症を負った動物は通常なら安楽死させられるところでしょうが、RSPCAの医療チームの諦めない姿勢には頭が下がる思いです。
これからは右後脚と尻尾の無い生活が始まりますが、彼がうまくやって行けるのかどうか心配ですね。
周りの人からの助けを受けて…