母親を亡くしたオポッサムの赤ちゃんたちを救ったのは…
ブラジルに住むステファニー・マルドナさんの愛犬・プレチハは、母を亡くした小さな命の面倒をみる偉いワンコちゃん。とっても辛抱強くチビちゃんたちの世話をやいています。実はこの子たちは、オポッサムというアメリカ大陸に住む動物の赤ちゃんなんですね。姿がネズミに似てることから、フクロネズミ、子供たちをオンブする姿からコモリネズミとも呼ばれています。出典:https://www.littlethings.com/dog-adopts-opossums-v3/
沢山の赤ちゃんを背中に乗せて、手慣れたご様子。
赤ちゃんたちもその勇ましい背中に
身を預けているかのようです。
同じ種類の動物であればよく耳にするお話ですが、
この赤ちゃん達、ちょっと違いますね。
いったい何モノ?
一体このワンコ、どんな経緯で
オポッサムの面倒を看ることになったのでしょうか。
このオポッサムのお母さんは、出産後まもなく他の動物に攻撃され命を落としてしまいました。出典:https://www.littlethings.com/dog-adopts-opossums-v3/
4匹のオポッサムの赤ちゃんは、自力で生存するにはあまりにも無力な状態でした。
この可哀そうな子たちを見つけた人は、犬のトレーナーであるステファニーさんに助けを求めました。
このオポッサムの子供たちは、突然と母親を亡くし、
いきなり外界に放り出されてしまったのですね…
この世に生まれたばかりだというと、
どんな事態が起きているのか把握ができないまま
大切な存在が目の前から居なくなってしまうと
考えただけで胸が痛みます…。
可哀そうな子たちを見つけた人々と
ステファニーさんの行動力で
今後、運命の歯車が変わるのでしょうか。
ステファニーさんは、早速、野生動物救助センターを訪ねました。出典:https://www.littlethings.com/dog-adopts-opossums-v3/
しかし、残念なことに、そこの施設は既に一杯で受け入れてもらえませんでした。
困ったステファニーさんはとうとう自分で面倒を見ることを決意します。
有袋類の赤ちゃんは他の動物と比べ、手厚いケアを必要とされ、
人間の手で育てることは難しいと言われています。
せっかくの拾われた命ですが、生存の可能性はとても低いと思います…。
オポッサムの赤ちゃんたちを発見した方たちから
「助けてあげて」と言われたことに
責任感があるだけでなく、自ら進んで面倒をみるという
真摯さがある方なのではないでしょうか。
寝る暇もなく彼女は付きっきりで世話をしました。その世話は想像より大変なものでした。2時間毎の授乳は大変な労力です。出典:https://www.littlethings.com/dog-adopts-opossums-v3/
自分のお腹を痛めた赤ん坊のためだって、
疲れ果てストレスをためる母親もいるぐらいなのに
一匹一匹、注射器で授乳するなんて…、なかなか出来ることではないと思います。
それでもお世話をするステファニーさんは
愛情に溢れた人なのでしょう。
そして、もう一つ問題がありました。
無事に育っていくのでしょうか?