ゴールデンドゥードルの特徴
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ゴールデンドゥードルは、「ゴールデンレトリバー」と「プードル」のミックス犬のことで、賢さを持つゴールデンレトリバーと、抜け毛が少なく賢いプードルのそれぞれの良い所が集った犬種です。
この名前は1992年に出来た造語で、「ゴールデン」はゴールデンリトリバーから、「ドゥードル」はプードルの頭文字のPを逆さまにしてDと読んでいるそうです。
ドゥードルとは英語で「いたずら書き」という意味があり、この犬種の人懐っこい性格にぴったりだと名付けられたそうです。
人が大好きで非常に賢いので盲導犬など様々な分野で活躍し、私たち人間を助けてくれるお仕事犬として働いています。
まさに運動能力、体力、知力を兼ね備えている頼もしい犬種ですね。
またゴールデンドゥードルは犬アレルギーの方も飼いやすい犬種とされています。
それはプードルの毛が抜けにくいという特徴が、アレルギーの原因になるフケや抜け毛が周辺に舞い上がりにくくしていいるため、アレルギーの反応が起こりにくいそうです。
ただアレルギー反応の原因が犬の抜け毛以外のこともあるため、どの人にも確実にアレルギーが起こらないとは言い切れないのでご注意くださいね。
ゴールデンドゥードルの外見的特徴
ゴールデンドゥードルは、大きな目にすっとした鼻先、大き目なたれ耳で人懐っこく優しい顔立ちをしています。
しっぽは長く、飾り毛がついていることが多いです。
ミックス犬のため犬種としての固定された外見が定まっておらず、大きさや被毛なども含め、ゴールデンレトリバーとプードルの中間くらいの見た目になることが多いといわれています。
「プードル風のゴールデン」か「ゴールデン風のプードル」のどっちの雰囲気になるかは、大きくなってからのお楽しみです。
また被毛は柔らかく豊かな毛並みが特徴的で、バリエーション豊かです。
プードルのようにカールが強い被毛、または緩やかなウェーブ、ゴールデンのようなストレート強めの長毛があります。
ゴールデンドゥードルの寿命・体型
寿命は、10~15歳くらいといわれています。
ミックス犬は体が丈夫なので同じサイズの純血種より長生きする傾向にあります。
体の大きさによって寿命に差がでるため、大型種の方が寿命は短く、小型種の方が長生きと言われています。
ゴールデンドゥードルは同犬種の中でもサイズにかなりの差があり、大きい順に「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」と呼び分けられています。
スタンダードは,体高が50~70センチくらい、体重は20~30キロほどです。
ゴールデンリトリバーくらいのサイズです。
ミディアムは、体高が40~55センチくらい、体重は13~20キロほどです。
ミニチュアは、体高が35~45センチくらい、体重は7~13キロほどです。
ブリーダーさんによって、サイズの種類を細かく4つに分けていることもあり、ミニチュアより小さいサイズに「プチ」という名前をつけているそうです。
ミニチュアプードルと掛け合わせると小さめサイズのゴールデンドゥードルが産まれやすいとされていますが、両親が小さいサイズだとしても、その子犬も小さいサイズになると決まっているわけではありませんので、「小さめサイズになる可能性は高めだが、大きくなることもある」ということを忘れないでください。
ゴールデンドゥードルの歴史
ゴールデンドゥードルの歴史はまだ日が浅く、1990年代ごろから始まりました。
北米やオーストラリアのブリーダーによって、アレルギーを持つ人でも飼うことのできる盲導犬を作り出すため、賢く温厚なゴールデンリトリバーと、人懐っこくて犬アレルギーを起こしにくいプードルが選ばれ交配されました。
厳密な定義として正式なゴールデンドゥードルは、純血ゴールデンと純血プードルの間に生まれた子のみとされています。
その名前が有名になっていったのは、1990年代前半にアメリカに住む家族が飼っていたゴールデンドゥードルがきっかけだったようです。
この犬を見た人から、ラブラドルレトリバーとプードルなどを掛け合わせた犬種の「ラブラドゥードル」と間違われることが多く、聞かれる度に「ゴールデンドゥードル」と答えていたところ、次第にその名前が知られるようになったとのことです。
アレルギーの人でも飼える可能性が高いとのことで、現在日本でも盲導犬・介助犬・被災地での災害救助犬・介助犬聴導犬・セラピー犬としても活躍をしています。
海外では「北米ゴールデンドゥードル協会」というゴールデンドゥードルの健康と犬種の基準を守るためのクラブがありますが、まだ世界的な犬種登録がされていない犬種なので、Mix犬扱いのため血統書の発行がありません。
日本でも、JKC(ジャパンケンネルクラブ)は純血腫のみを登録する団体なので、正式な犬種に認定されておらず、現状では血統書の発行を受けることができない状態です。