超大型犬とは?
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犬の中でも特に大きい犬種のことで、体重が40キロ以上になる大型犬のことを超大型犬と呼んでいます。
体重に比例して体高もかなり大きく、立ち上がると成人男性を軽く超えてしまう犬種もいるんですよ。
大きな体で力も強いですが、性格はとっても穏やかで飼い主に従順、平和主義な犬種が多く、ケンカが苦手な犬種もいるので、もしかしたら小型犬のほうがケンカっ早いかもしれません。
もちろん大きい犬なのでしっかりしつけることは大切ですが、もともと賢いのであまり手がかからないでしょう。
しかし中には警戒心が強く、家族を守るために攻撃的になってしまう犬種もいますので、それぞれの性質に合わせた訓練をしてあげてくださいね。
超大型犬は体の大きさに対して内臓のサイズが小さく、各臓器に負担をかかるためと思われますが、一般の犬種に比べて寿命はかなり短めなんです。
超大型犬は10年生きれば長生きだと言われるほどで、小型犬が15年くらい生きることに比べると、愛犬とのお別れが早めにきてしまうのは残念ですね。
短命の原因の一つに、心臓病や胃捻転命など命にかかわる病気を発症しやすく、ずっしりと体重のかかる股関節などの病気も起こしやすいとのことで、飼育の際は健康管理にも気を配ってあげましょう。。
超大型犬の魅力
超大型犬の魅力で最もあげられるのは、どっしりとした大きな存在感です。
一緒に過ごしているときに犬から感じる大きな包容力は、超大型犬ならではの大きな安心感を与えてくれるでしょう。
いつも寄り添ってくれるパートナー、また家族の一員として頼もしい存在になってくれるでしょう。
家族と一緒に室内で大人しく過ごすことを好み、家族への強い忠実さや愛情深さに加えて、おおらかで優しい性格をしていて、超大型犬が好んで飼育される海外では、子守りを任せられるくらい飼い主から大きな信頼を寄せられています。
また古くから使役犬として活躍した犬が多く、現在でも警察犬や救助犬などで働いており、非常に賢く勇敢な犬種が多いので、いざという時は家族を守ろうとしてくれるでしょう。
忠実さや忠誠心を持ち、さらに大きな包容力と穏やかさで包み込むような愛情を注いでくれる超大型犬たちは、きっとあなたの理想的なパートナーになってくれるでしょう!
超大型犬の大変なところ
まず食費や飼育環境を整えるための飼育費が多く掛かること、特に食費は毎月のことなので体が大きければ大きいほど費用が掛かってきます。
また超大型犬の体力に見合った運動量を確保してあげるため、毎日それなりの時間と体力が必要になってきます。
週末にまとめて運動させればよいというものではないので、毎日1~2時間の散歩に加えて、定期的にドッグランや広い公園へ連れ出して思いっきり走らせてあげられる時間も必要でしょう。
成長するにつれてどんどん力も強くなってきますので、小さいうちからしっかりしつけて、犬自身も力をコントロールできるように教えてあげるとよいですよ。
そのためには必要に応じて、専門の知識を持ったく訓練士さんに預けたり、ドッグトレーニングを受けることも考慮に入れると良いでしょう。
不測の事態にもパニックにならないよう、またどんな状況でも飼い主の命令に従えるようになれば、愛犬にとっても周囲の人にとっても安全に散歩ができますよ。
他には超大型犬用のグッズはどうしても割高になりますし、ペットホテルに預ける場合にも追加料金がかかるでしょう。
それから診療してもらえる動物病院もあらかじめ確保しておくと、万が一の場合に診療台に乗り切れなかったりなど、治療までの時間のロスを防ぐことになりますので前もって調べておきましょう。