画像提供 MIHO MUSEUM
日本一の湖として有名な琵琶湖の南、ここは「本当に日本?」と思わず聞きたくなるほどの雄大な山並みを魅せる「湖南アルプス」。
その「湖南アルプス」に溶け込むように「MIHO MUSEUM」が佇んでいます。
環境や造り、展示物など、その一つひとつにこだわり抜き、長い年月をかけて丁寧に創り上げられた「MIHO MUSEUM」を今回はご紹介します♪
信楽の雄大な自然が導く!「MIHO MUSEUM」という名の桃源郷
桃源郷とは、東晋時代の中国において、陶淵明(とうえんめい)という詩人が漢詩「桃花源記」に記した理想郷のこと。
湖南武陵という地の桃林の奥に存在する、俗世とかけ離れた仙境として描かれています。
そんな仙境を思わせる滋賀県の「湖南アルプス」に、1997年「MIHO MUSEUM」が誕生しました。
構想から設計、建築まで、実に6年にわたる夢が結実した瞬間でもありました。
▼美術館へと繋がるトンネル。トンネルからも入母屋型の屋根がシンボルの美術館が見えます
画像提供 MIHO MUSEUM
「MIHO MUSEUM」までの道のりには、トンネルやデザイン性の高い「MIHO BRIDGE」も。
四季折々の美しさを湛えた道すがらの風景も愉しみながら、「MIHO MUSEUM」に向かいましょう。
▼深い谷を渡る「MIHO BRIDGE」の先に美術館があります♪
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▼枝垂れ桜が咲き誇る春には、トンネルも桜色に♡
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▼まさに桃源郷のような景色が広がります
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▼秋になると周辺の紅葉が美術館を彩ります
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ルーブルピラミッドの生みの親であるI.M.ペイ氏によって再現された桃源郷
この「MIHO MUSEUM」の設計を手掛けたのは、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドで有名なI.M.ペイ氏。
幾何学模様を取り入れた独創的なデザインで、館内にはアーティスティックな空間ばかり。
こだわりのガラスから差し込む光、館内から目にするガラス越しに輝く緑など、見事な陰影美を描き出します。
ここからは、館内について詳しく見ていきましょう。
▼趣向を凝らした美術館の入口。ここから、世界のアートに触れる時間が始まります
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▼美術館のエントランスは、特徴的な幾何学模様を取り入れた造りに
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▼青空に映える美術館棟 北館回廊。周囲の自然との一体感が味わえます
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日本美術から世界の古代美術まで!常時約250~500点もの作品を展示
「MIHO MUSEUM」のコレクションは、主に日本、東アジア、南アジア、西・中央アジア、エジプト、ギリシア・ローマ、アメリカから成り、蒐集品の数は、なんと約3,000件にも上ります。
その中から、常時約250~500点もの作品が公開されているのです。
▼アルシノエ2世像などが展示された「エジプト展示室」
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▼アッシリアのレリーフなどを飾る「西アジア展示室」
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▼現在のパキスタン周辺にあったとされるガンダーラの仏立像などを展示している「南アジア展示室」
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▼中国・西域展示室で世界一美しいと称されるメダリヨン・動物文絨毯などを間近で鑑賞することも♪
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自然農法にこだわった栄養価の高い料理をいただけるレストラン&カフェ
MIHO MUSEUMは館内レストランやカフェも素敵なんです。
提供される料理に使われる素材は、農薬や肥料を一切用いずに栽培された自然農法の食材や丹念に作られた味噌や醤油など、こだわりのものばかり。
多彩なコレクションを鑑賞した後には、光や緑が揺らぐ明るく開放的な空間で、寛ぎのひと時を過ごしましょう。
▼柔らかな陽射しが差し込むレストラン「Peach Valley」
画像提供 MIHO MUSEUM
▼レストラン「Peach Valley」でいただけるお勧めの「おむすび膳」(内容は季節によって変わります)。
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▼特徴的なデザインが魅力の喫茶「Pine View」
画像提供 MIHO MUSEUM
▼喫茶「Pine View」には、人気の古代米サンドイッチやデザート、ドリンクなどが揃っています
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山深く静謐なる空気を纏う「MIHO MUSEUM」は、洗練された美術品に触れるだけでなく、忙しない日常から離れ、四季折々の自然や素材本来の風味を生かした料理まで堪能できる唯一無二の空間です。
色々な人の夢や想いを乗せ、長い時間を経て誕生した現代の桃源郷、「MIHO MUSEUM」に是非訪れてみませんか。
※許可を得て掲載しております。