日本国内には様々な重要文化財がありますが、島根県には国宝にも指定されている「松江城」があります。
今回はその松江城周辺を巡る「堀川めぐり」についてご紹介します!
松江城とは現存する12天守のひとつ
日本全国にお城は存在していますが、実は現存する天守は12天守のみです。
その他のお城は後に復元されたものになります。
松江城はその12天守の内のひとつで、現存する天守の中では5番目に古いと言われています。
出典 photo AC
廃藩置県により廃城となるはずだった松江城ですが、市民の力によって天守閣は残すことが出来たそうです。
国宝に指定された経緯も、市民の方々が何度も申請したことによる努力の結果であり、松江城がどれだけ大切にされてきたのかわかりますね。
出典 photo AC
元々、天守閣は織田信長が築城した安土城が始まりと言われており、松江城はその形を受け継いだ正統天守閣と言われています。
壁がなく360度見回せる望楼が特徴的です。
面積は現存天守の中で2番目の広さであり、松江城とその側にある松江城山公園は観光名所として有名です。
春になると、約200本ある桜が咲き誇り、とても綺麗な光景に目を奪われるでしょう。
出典 photo AC
そんな松江城の周りには築城されたときと同時期に造られたとされる堀が、一部そのままの姿で残っています。
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松江の町を巡る「堀川めぐり」
松江城を囲むようにある堀で、遊覧船に乗って堀川めぐりをすることができます。
実は島根県松江市は「水の都」とも呼ばれていて、この堀川の保存状態が良いことも評判の理由です。
江戸時代から堀や町の構造はほとんど変わっていないらしく、今でも昔の風情を感じながら堀川をめぐることが出来ます。
乗船場は3カ所あり、ふれあい広場と大手前広場から遊覧船は出発し、そこから出発した定時便がカロコロ広場では立ち寄ります。
カラコロ広場から出発する定時便はなく、2つの乗船場からきた遊覧船が満員だった場合、乗れないこともあるのでご注意ください。
堀川めぐりでは船頭さんの説明を聞きながら色々なところを見て回り、堀川にかかっている17の橋の下をくぐっていきます。
橋は背の低いところもあるので、その下をくぐるときは船の屋根を下げるそうです。
遊覧船は夏には風鈴、冬には船に設置されたこたつでぬくぬくしながら巡ります。
堀川めぐりの所要時間はだいたい50分。
大人(中学生以上)1230円、小人(小学生)610円で一日乗車券が買え、1日に何回も利用できますよ。
また、1週間前までに予約すれば30分のぶらっとコースというのもあります。
こちらは大人(中学生以上)820円、小人(小学生)410円です。
※10名様以上よりご利用可
※ふれあい広場乗船場のみ発着
堀川めぐりを楽しんだ人の声
ぐるっと松江、堀川めぐり。涼しくて気持ち良い!
— シン@乙千 (@You2_Rider) 2017年6月4日
(*´∀`*) pic.twitter.com/mfK5x0idbe
松江の堀川めぐり、なかなか良かった。
— 桃竜鯱 (@mura55551) 2017年5月21日
橋をくぐる時に屋根が下がるのが良い。船頭のおばちゃんも面白かったし。 pic.twitter.com/akZw5xREYa
堀川めぐりで眺める松江城は風情がありますね。松江城に行ってから堀川めぐりを楽しむのもいいかもしれません。
是非、お楽しみください!