東京都新宿区の明治神宮外苑で行われたアートイベントにて、木製のジャングルジム状の作品から火が上がり、中で遊んでいた男児が亡くなるという痛ましい事件が発生しました。
詳細は現在調査中とのことですが、中に設置されていた照明の熱が周りの木くずを温めて発火したものと見られています。
私たちが生活するうえで必要不可欠な照明の明かり。しかし、使い方を誤ると大惨事になりかねません。今回は空気が乾燥するこれからの季節、特に注意が必要な電球による火災の危険性をご紹介します。
衣替えなどで出した衣装を電球近くに置くと危険
こちらは、なおえもんさんが注意喚起のために投稿したつぶやきです。
白熱電球や投光器が起こす火災について。
衣替えの季節に天井のライトとクローゼットの上の荷物が接近して
この様に火災になるのでこれも拡散しといて。 pic.twitter.com/Rsy33iSzXZ— なおえもん (@oynaoto) 2016年11月7日
恐ろしい・・・。
このところ急に寒くなってきたので、布団や洋服の出し入れをしたという人は注意が必要です。
東京消防庁も同様に、電球による火災に気を付けるよう呼びかけています。
【ダウンライトによる火災にご注意を!!】
衣替えをした際に、クローゼットのダウンライト直下まで衣類や布団などを積み重ねて収納するなど、火災に至るケースが今年は10件発生しています。
詳細→https://t.co/3lscJ2jFnI#東京消防庁—東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) October 24, 2016
【再現厳禁!】LED電球でも発火するのか検証
さらに、LEDライトでも発火の可能性があるのか実験をした方がいます。
(十分な準備の元で実験していますので、絶対にマネはしないでください)
念の為に言っておくと、この実験は
『外苑キャンプファイヤー事件の原因はLED電球だったのか』
を検証する為のものではありません。
あくまでも
『LED電球でも発火に至る可能性が有る』
という事を証明する為の実験です。—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
丁度良い(何に)ランプシェードを見付けました^^ pic.twitter.com/3w3LU9Wpxl
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
私『これがLED電球や。1,090ルーメン消費電力は9.8ワットや』
社員『あ、メーカー名を出さない位の配慮は出来るんですね』 pic.twitter.com/KK5GEavGGf—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
私『木屑は粉しか無かったから、コピー用紙を切って代用や。一度霧吹きで水を吹き付け拭き取りをしたやつを細切りにするで』
社員『普通は木屑無かったら諦めますよ……』 pic.twitter.com/tsshdQW0qV—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
電力の遮断が間に合わない場合はガスで鎮火するので、マスクとボンベ装備。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
万全の準備を整えた後、実験開始!
実験開始やで。
※天井にはスプリンクラーも装備してある弊社の実験室です。
※絶対に真似しないで下さい。 pic.twitter.com/rcqaR5WWZX—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
20時7分通電開始、開始時温度15℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
20時30分、外観は変化無し、温度35℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
21時0分、外観は変化無し、温度45℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
21時30分、外観は変化無し、温度58℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
22時0分、外観は変化無し、温度80℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
グングンと温度が上がっていき、100度を超えました・・・。
100℃超えた。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
22時30分、外観には変化無し、温度109℃。
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
あ、最初に突っ込んでた温度計は破裂しました。
今は機械で計測中。—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
明かり消えた。
電球死亡。—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
電球が消えたあと、ついにそれはおきます。
はい発火!! pic.twitter.com/Cq216idoDu
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
後これ。完全に発火してるのが分かるかと思います。 pic.twitter.com/Cejmui1M4F
—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
今回の実験に使用したスタンドは一昼夜完全に水没させて息の根を止めます。
それ位神経質にならないと駄目。—タッパたん(15歳清純派) (@tappatan) November 7, 2016
電球の周りに紙屑があっただけで発火してしまいました!これは怖い!
紙屑によって電球からの熱がこもり温度がどんどんと上がっていったのが原因です。
自分の家の照明は本当に大丈夫か、この機会に是非チェックしてみてください。