・種類:ほ乳類
・名前:ムササビ
・生息地:日本の山地
・大きさ:体長37cm
・特徴:体長と同じくらい長いしっぽをもつ
ムササビは、マントのような被膜を広げて、木の上から100m以上も滑空できます。
まさに「空飛ぶリス」ですが、意外なことに木をおりるのは大の苦手です。シマリスなら頭を下にしてササッとかけておりますが、ムササビは頭を上にしたまま「押すなよ、押すなよ?」と一歩ずつ後ずさるようにおりるのです。
これはかれらの滑空能力と関係があります。ムササビは、着地の衝撃を受け止めるために手首が太く、自由に動かせません。しかも体は日本のリスのなかで最大なので、身軽なシマリスのまねをしたら即落下してしまうのです
「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典/定価 本体900円(税別)/高橋書店」