アメリカで、とても犬とは思えない姿をした1匹の犬が保護されました。
羊のような姿をした犬
その犬はまるで羊のように、大量の毛で覆われていたのです。
この犬の名前はラザロ。
保護をした動物保護団体のアマンダさんによると、近隣住民からの連絡を受けて現場に駆け付けたところ、ひどく汚れた納屋の中で、このラザロを見つけたんだそう。
ラザロがなぜこのような姿になってしまったかというと、ラザロは山岳地帯で古くから牧羊犬として飼育されていたグレート・ピレニーズという種類の犬。
その厳しい寒さにも耐えられるように、フワフワとした毛で全身が覆われている犬種なのですが、飼い主がブラッシングやトリミングといった世話をせず、6年間もの間、納屋の中に閉じ込めて飼っていたため、このような状態にまでなってしまったのです。
本来、フワフワしているはずの、その毛は油によって固まり、さらにはフンがこびりついて悪臭を放つ、ひどい状況だでした。
刈り取られた毛の重量は約16キロ!
その後、救助されたラザロは、その重たい毛を刈ってもらうことになりました。しかし、固く絡みついた毛はハサミを入れるのも困難な状態で、全ての毛を刈るのに7人がかりで作業する必要があったそう。
そして、驚くべきはその毛の重量!なんと約16キロもあったのです。
毛を刈った後のラザロは、まったくの別犬です!
保護されてから約1か月
劣悪な環境で飼われていたラザロですが、幸いなことに肉体的な虐待はされておらず、エサも与えられていました。そのため、人間を怖がったりすることはなく、とても人懐こい性格だそうで、数か月以内には現在保護されている施設から、新しい飼い主の元で生活できるだろうと言われています。
ですが、保護されて間もない頃のラザロの表情は、どこか悲し気・・・。
しかし、保護施設での献身的な世話とアマンダとの生活の中で、見る見るうちに表情が変わっていきます。
保護から約10日後。
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保護から約20日後。
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そして、9月30日に公開された最新の姿がこちら。
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きれいな毛並みと賢そうな顔立ちのワンコだったんですね。1か月前の姿からは想像もつきません!
ラザロの年齢は6、7歳。これまでの人生のほぼ全てを狭く汚い納屋の中で過ごしてきました。一日も早く新しい飼い主の元で、穏やかに暮らせる日が来るといいですね。
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