「愛は地球を救う」がキャッチフレーズのチャリティー番組「24時間テレビ」。障害のある人が出演し、チャレンジを行うのが定番となっています。今年は網膜剥離になった先生を描いたドラマ「盲目のヨシノリ先生」や、スマホを使ったチャリティー活動が行われる予定です。39回目となる今年は8月27日、28日に放送されます。
そんな「24時間テレビ」に、NHK Eテレが挑戦状を叩きつけてると話題になっています。
「24時間テレビ」がフィナーレを迎える28日19時、NHK Eテレで障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」が放送されます。この日のテーマは「検証!『障害者×感動』の方程式」!
【放送予定】8月28日のバリバラは生放送!テーマは「検証!障害者×感動」の方程式。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」Twitterで視聴者ともつながり大討論! #baribara
— NHKバリバラ (@nhk_baribara) 2016年7月31日
「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」その謎を検証し、スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か?」「チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は?」などのテーマに、生放送で討論を行う予定です。
障害者を可哀想な人という扱いをしていると批判されがちな「24時間テレビ」。そんな「24時間テレビ」のテーマを真っ向なら疑問視する内容に、ネット上では共感が広がっています。
@nhk_baribara 一精神障がい者として、「なんで障がい者はそんな頑張らなあかんねん」と疑問に思っているので、このテーマで討論の場を作ってくれるこの番組は本当にありがたいです。— あ~さ~ (@arthor) 2016年8月1日
これを「愛は地球を救う」の裏番組で放送するの最高にロックだと思う。
https://t.co/2CZhQW6IrQ— うにすけ@プリキュアとガルパンはいいぞ… (@unisuke0722) 2016年7月31日
@nhk_baribara
マスコミが一生懸命、感動を呼ぶような
「頑張る美しい障害者」を作り上げてるんです。
少しでも印象を良くする為に。
実際のとこは、障害者も健常者も本質的なところで変わりはないのに。— スター星子 (@star_star2015) 2016年8月1日
@nhk_baribara 「障害者が頑張っているのだから私も頑張ろう」
「障害者があれだけできるのなら私にもできるはず」
こういう心理は(無意識に)障害者を格下に見ている証。— アスヨ18 (@tomorrow_AA) 2016年8月1日
完全に『24時間テレビ 愛を地球を救う』のエンディングにぶつけてくるなんて、NHKのロックなことよ!! https://t.co/EVwKNdPla1— みっみー (@mimmi_mew) 2016年7月31日
「24時間テレビ」と「バリバラ」、2つの番組を見比べて、自らの考えを整理するのもいいかもしれませんね。