1冊の不思議な卒業アルバムが海外で話題になっています。
その卒業アルバムには、生徒と同じように1匹の犬が写っているのです。
犬の名前はプレスリー・ウェアー。そして隣に写っている写真はジョセフ・ウェアー(通称セフ君)。1匹と1人は切っても切れない仲なのです。
難病と闘う少年
セフ君は現在14歳。元気な男の子ですが、3歳の時に全身の筋肉が徐々に衰えていく筋ジストロフィーと診断されたのです。
そのため、車いすでの移動を強いられ、日常生活においても不便が生じていました。
そんな生活を補助する目的で、家族の一員に迎え入れられたのが、介助犬プレスリーでした。
親友となったプレスリー
セフ君とプレスリーはすぐに親友になりました。
プードルとゴールデンレトリバーのミックス犬であるゴールデンドゥードルのプレスリーは、とても賢く、セフ君が落としてしまったものを拾ったり、扉の開け閉めなどで日常生活を助けました。
毎日セフ君と登下校を共にし、授業中も常に一緒だったプレスリーは、いつしかクラスの一員としても認められていったのです。
その光景を見ていた学校スタッフが、ある時セフ君に提案をします。「プレスリーも卒業アルバムに載せてあげよう!」と。
セフ君もこの提案に大賛成!その結果、不思議な卒業アルバムが作られることとなったのです。
しっかりとカメラ目線で撮影に応じていますね( *´艸`)
介助される側と介護犬という関係を超えた、固い絆で結ばれた1匹と1人。この関係がいつまでも続くことを願わずにはいられません。