ソロキャンプブームも相まって、最近話題が絶えない人気漫画「ゆるキャン△」。その中に登場する、静岡県民ならずとも、日本中で知名度の高いあの銘菓が登場するのはご存知でしょうか。そうです「うなぎパイ」です。作品内では「うなぎパイ」という名前ではなく「うなうなパイ」と、名前を変えて登場しているのですが、誰がどのようにみても「うなぎパイ」とわかるのです。そんな「うなうなパイ」が実際に販売されるとのことです。
うなうなパイとは
うなうなパイとは、静岡県内などを舞台にした人気漫画「ゆるキャン△」に登場するお菓子。うなぎパイを販売する本家「春華堂」と「ゆるキャン△」がコラボし「うなうなパイお徳用ナッツ入り」を発売するとのことです。
単行本5巻の、「各務原なでしこ」が浜松のおばあちゃんの家に訪れるシーンで登場する。春華堂は『ゆるキャン△』制作チームからの熱い要望にお応えし、忠実に再現したとのことです。
うなぎパイのような「類似品を許さない」スタンスの春華堂。今回はまさかの類似品?である「うなうなパイ」を本当に発売するという、かつてない粋な取り組みに浜松市民だけでなく、「ゆるキャン△」ファンもアツくなっているはず。
さっそく購入しに行きました……が……思わぬ展開。
完売。
どうやらあまりに人気のようで、入荷即日完売。急いで他の店舗に行ったのですが、どの店舗も「完売」。ちなみに翌日入荷されるとのことなので、仕方なく翌日来店。
見事うなうなパイゲットです。
確かに本物のうなぎパイそっくりなパッケージです。ちなみに「お徳用」というのは、工程の厳密な検査ではじかれてしまったものの、製品としては問題なく食べられる物を集めたパッケージ。
確かにお得です。
ナッツ入りなので、ナッツが散りばめられているのがわかります。お徳用は、若干形状がいびつになっている。もちろん味や製品自体に問題はない。
裏には「ゆるキャン△」での「うなうなパイ」登場シーンの説明がされております。
さて、ここまではファンや浜松市民ならば「すごいね!」で終わる話なのですが、さらに今回は切り込んで、両者のこだわりについて紹介したいと思います。
色々なこだわりがあるのですが、その中で特筆すべきなのは「作品の忠実再現」。そこで何が再現されているのかというと……
そうです、ロゴです。「うなぎパイ」のロゴは「本家うなぎパイ」とは異なります。(もちろん同じだったら色々とまずいのですが。)
具体的にどのように違うのか見比べてみたところ、このような違いがあります。
まず「うなぎパイ」「うなうなパイ」それぞれ文字が違うというのはわかるとして、本家は「パイ」の色が黄色。一方「ゆるキャン△」版は、黒色。
また、「な」「パ」など文字の中にある穴の箇所が、本家はしっかり抜かれているのに対し「ゆるキャン△」版は、白く塗りつぶされている。
さらに「ゆるキャン△」版はフォントの周りに白い外縁があります。
またそれらの文字をおいてある下の赤い部分は、本家は左側に切込みがあるのに対し「ゆるキャン△」は右に切込みがある。
厳密に言えば「ぜんぜん違う」ということになるのですが、一般素人から見れば、同じでしょうね。
ちなみにお徳用うなぎパイに関しては、従来から発売されているので、もし浜松に来たら購入してみるのもよいのかもしれません。
「春華堂」と「ゆるキャン△」。想定外過ぎるコラボに、思わず開いた口が塞がらないわけですが、こんな「ゆるい」春華堂の戦略を今後も期待したいものです。
Source:春華堂