夏も本番になりつつありますね。夏に旬となる野菜の中にトマトがあります。スーパーなどに行くと美味しそうなトマトが所狭しと並んでいます。どれも同じように見えるトマトですがそうとは限りません。トマトの”ある場所”を見比べるとよりおいしいトマトを選ぶことができるのをご存知でしょうか。今回は、知っていると得をする美味しいトマトの選び方、美味しさを持続させる保存方法、簡単な皮のむきかたをご紹介しましょう。
トマトの美味しさはおしりの部分(ヘタと反対側の丸い部分)を見るとわかります。
あなたにとっての美味しいトマトとはどのようなトマトでしょうか。甘いトマトでしょうか、少し酸味のあるトマトでしょうか。実はトマトの甘さは、おしりの部分を見るとわかるのです。おしりの部分には白い線が現れるのですが、その線がしっかりとあるものを選ぶと甘いトマトを手に入れることができます。酸味があるトマトが好きな場合は、白い線が少ないものを選ぶと良いということになります。
この白い線は維管束という水分が通る管で、ここに糖分が蓄えられているそうなのです。ですから、糖度の高いトマトほどこの線がはっきりとしているということがわかるのです。下の写真のトマトを見比べてください。上のトマトの維管束ははっきりとは見えていません。しかし、下のトマトの維管束ははっきりと見えています。
維管束がはっきりと見えていないトマト
維管束がはっきりと見えているトマト
新鮮さを保つ保存方法があります。
みずみずしいトマトも水分が減っていくとどんどん鮮度が落ちていきます。水分のほとんどはヘタの部分から抜けていきます。ヘタの部分を見るとトマトの新鮮さもわかります。
トマトを保存する場合はヘタの部分を下にして平らな場所に置いておくと水分が抜けていくのを少なくすることができます。
トマトの皮を簡単にむく方法があります。
料理によっては皮をむいた方が美味しくなることがありますが、そのままの状態で皮をむくのは大変です。ひと工夫すると簡単に皮をむくことができます。
ヘタの部分にフォークを刺します。
フォークに刺したままのトマトを、ガスコンロの火であぶります。しばらくあぶっているとプチッという音がして皮がはじけます。
はじけた部分の皮を引っ張ると簡単にむくことができます。
皮をむき終えました。同じトマトなのに皮がついたままの状態と皮をむいてしまった状態では食感が異なります。
種が見えにくい便利な切り方があります。
トマトを切った時に、種が見える場合と見えにくい場合があります。トマトの種はおしりの部分で見えている維管束の部分にあります。維管束の部分を避けて切ると、種を見えにくくすることができます。わかりにくい時にはトマトを半分に切ってみるとわかりやすいです。
トマトを半分に切りました。種のない部分に包丁を入れてみましょう。
包丁を入れました。この切れ目をお見せしましょう。
種が見えていません。更に維管束を避けて切ってみましょう。
種が見えないように切ることができました。
旬になると、トマトの商品棚にはたくさんのトマトが並んでいます。どのトマトも同じように見えてしまいますが、白い線を見ながら選ぶとお好みの味のトマトを選ぶことができるかもしれませんね。
情報掲載元(NHK):http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170118/index.html
やはり暑い時には冷たいものが欲しくなります。超高速でジュースを「シャーベット」にしてしまうライフハック! あっという間にできてしまいます。