画像の中に描かれている数式「(24÷4-2×3)÷6+7=」は小学生4年生になると正しく計算できるようになります。小学校3年生までにはかっこのついた計算の仕方は習っていないので、この計算ができるようになるのは4年生以上ということになります。この問題を見ている人は4年生以上だと思われますので、どなたも正解するはずです。ところが...。
四則計算のルールを守れば正解できそうなのですが...。
数式「(24÷4-2×3)÷6+7=」を計算していくと、途中で「えっ?」と少し考えてしまう人がいます。多くの人が、「こんなに簡単な式でそんなことがあるものか!」と思ってしまうのではないでしょうか。本当にそうでしょうか。
では、最初に、あなたが正解だと思う答えを確認しておきましょう。あなたが正解だと思う数は、Aの7ですか。Bの8ですか。Cの9ですか。それとも、全く別の数ですか。
では、実際に計算をしてみましょう。
最初に計算する場所はわかりますね。
四則が混じっている計算では掛け算と割り算を先に計算するというルールがありました。もし、かっこがついている場合にはかっこの中から計算するというルールもありました。
「(24÷4-2×3)÷6+7=」には、かっこがついていますから、「(24÷4-2×3)」の部分から計算することになります。更にかっこの中には割り算、引き算、掛け算がありますから、「24÷4」と「2×3」の部分を先に計算しなければなりません。
「24÷4=6」「2×3=6」です。ここは誰も間違えないですね。
すると、「(24÷4-2×3)÷6+7=」は...?
「(24÷4-2×3)÷6+7=」という数式は、「(6-6)÷6+7=」となります。
多分、ここまでに間違えてしまう人はいないでしょう。あくまでも、多分です。
「(6-6)÷6+7」を正しく計算できますか。
「(6-6)÷6+7=0÷6+7」となります。
ここで少し考えてしまう人はいませんか。「0÷6」の答えは何でしょうか。
「0÷6」の計算で考え込んでしまう人は割と多いのです。「0÷6」と「6÷0」が頭の中を駆け巡るらしいのです。
「0÷6」の答えは「0」でしたね。
「0÷6」の答えは「0」ですが、「6÷0」という数式に答えはありません。「0」と「6」の順番が違うだけで、答えがあるか無いかが決まるのです。
「0÷6」という数式を見た時に、「これ、計算できないのじゃないかな?」なんて思ってしまうようです。
答えです。
「0÷6=0」ですから、最初の数式「(24÷4-2×3)÷6+7=」を計算していくと、「0+7=」となります。
つまり、答えは「7」ということになります。
あなたは正しい答えをだせていましたか。「9」という答えが出てしまったという人はいませんか。
計算が苦手だったという人も、大人になってから見直しをしているという人がいるようです。「パズルの記事」一覧 の中には、数式の問題がたくさんあります。