「3×(-4)+6/7÷3/7=」という数式は、見た瞬間に「これはやめておこう。」という人と、「なんだ簡単だな。でもちょっと計算してみようかな。」という人に分かれるのではないでしょうか。「+」と「-」の計算が入っていたり、分数の割り算が入っていたりしているので、計算が得意ではないという人は避けてしまいたい問題かもしれません。でも、多分2か所だけ注意すると正しい答えを出すことができるはずです。
注意する2か所は...。
画像の中の、3×(-4)の部分と、6/7÷3/7の部分に注意すると正しい答えを出すことができるはずです。
3×(-4)の部分は正の数(+)と負の数(-)の掛け算です。正の数と負の数の計算は中学校1年生の時に学習しました。
分数の割り算は小学校の時に学習しました。学習したのは小学校の時ですが、大人の人でも計算方法を忘れている人は大勢います。
どちらの部分も、思い出しさえすれば、正しい答えを出すことができます。もちろん計算が得意という人は思い出す必要もなく簡単に答えを出すことができるでしょう。
四則計算の計算方法を覚えていますか。
足し算、引き算、掛け算、割り算が混ざっている計算のことを四則計算といいました。四則計算では、掛け算や割り算の部分を最初に計算すると決まっています。上の画像で、3×(-4)の部分と6/7÷3/7の部分がその部分になります。
3×(-4)の部分と、6/7÷3/7の部分を計算してみましょう。
3×(-4)の答えは、-12となります。分数の割り算となっている 6/7÷3/7は、6/7×7/3のように掛け算になおします。
3×(-4)+6/7÷3/7+5を計算すると、下のようになります。
分数の割り算を分数の掛け算になおしました。しかし、分数の計算はまだ残っています。2つの分数を見て下さい。約分をすることができそうです。
約分をすると...。
約分をすると、6/7×7/3=2となり、最初の数式は、-12+2+5 となりました。
これでもう正しい答えを出すことができますね。
答えです。
3×(-4)+6/7÷3/7+5 を計算すると、「-5」という答えが出てきます。
計算が得意な人にとっては簡単すぎる問題だったでしょうか。計算が得意な人ほど、わかっているのに簡単なところで間違えてしまうということもあるようです。計算の順序などを忘れていて計算は得意ではないと思っていたとしても、今回の問題で、数式の計算は面白そうだなと感じていただければ嬉しいです。
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