数式「-16×(-3/4)-14÷7/6=」はそれほど難しい数式には見えないのですが、実際に計算をしてみると「あれっ?」と思ってしまう箇所があります。多分それは分数の掛け算と割り算の部分です。分数の掛け算と割り算が含まれていることにより、正解できる人がかなり少なくなるのです。それともうひとつ、符号のことも考えなくてはなりません。あなたはこの数式を計算して正しい答えを出すことができるでしょうか。
分数の掛け算と割り算の仕方を覚えていますか。
分数の計算は小学校で習ったのですが、分数ってなんだか複雑で嫌な数字だと思ったことはありませんでしたか。数式「-16×(-3/4)-14÷7/6=」で正しい答えを出せるかどうかは、下の図の赤い下線A、Bを正しく計算できるかどうかにかかっています。
Aの部分とBの部分の計算方法を確認してみましょう。
下線部Aの部分は下のように計算します。
-3/4の4と16は約分をすることができます。また、正の数(+)と負の数(-)を掛けているので、この部分の符号は負の数(-)となります。これらのことから、下線部Aの部分の値は-12となります。
下線部Bの部分は下のようになります。
分数の割り算は、分数の掛け算に直すことができました。ただし、ただ単に掛け算に直してはいけません。元の分数の分子と分母を取り替えなければいけません。
分数の割り算を掛け算に直すことにより、「14÷7/6」は「14×6/7」となります。ここで、約分をすると、下線部Bの部分の値は12となります。
最初の数式を計算してみましょう。
分数の割り算の部分は掛け算に直し、約分のできる部分は約分をすると下のようになります。
これで、この数式の正しい答えを出すことができます。
答えです。
数式「-16×(-3/4)-14÷7/6=」の答えは、「0」です。
数式を計算するとき、整数だけで作られている数式ならば計算しやすいのですが、分数や小数が含まれていると難しく感じてしまうことがあります。しかし、計算が得意な人は、そのような数式を見ると「よし計算してみよう。」という気持ちになるようです。
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