9枚の白いカードがあります。9枚カードのうちの4枚には既に10、3、8、4という4個の数字が書かれています。この4個の数字はあるルールに従って並べられています。そのルールとは、縦・横・斜めに並べられた数字の和が等しくなるということです。9個すべての数字が分かっていると、少しは並べやすいのですが、わかっている数字は4個だけです。あなたは空欄に適する5個の数字を答えることができますか。
それぞれの空欄に5個のアルファベットA、B、C、D、Eを書いておきましょう。
5個の空欄にアルファベットを書きました。これで少し考えやすくなるでしょう。
それぞれの数字は縦・横・斜めの和が等しくなるように並べられているのでした。一番上の列を見て下さい。一番上の列には、10、3、8という3個の数字が並んでいます。このことから縦・横・斜めの列の数字の和は21(10+3+8=21)であることがわかります。
そうするとCに適する数字がわかります。8+C+4=21となればよいのです。
8+C+4=21ですから、C=9です。5個の数字のうちの1個目、Cに適する数字が分かりました。
次にわかる数字は何でしょうか。今のところ、A、D、Eに適する数字はまだ答えることができません。Bに適する数字ならば答えることができそうです。
Bに適する数字は7です。
10+B+4=21ですからB=7ということがわかります。つまり、Bに適する数字は7ということがわかります。
残っているアルファベットは、A、D、Eの3個です。この3個のアルファベットに適する数字は、あなたの好きな順番に見つけていくことができます。ここでは、アルファベットの順に数字を見つけていくことにしましょう。
Aに適する数字は5です。
A,7、9を横に足してみましょう。A+7+9=21ですから、A=5となります。次にDに適する数字を見つけて見ましょう。
Dに適する数字は6です。
8、7、Dを斜めに足してみましょう。8+7+D=21ですから、D=6となります。10+5+D=21という式になることを利用しても答えることができます。
最後にEに適する数字を見つけてください。
Eに適する数字は11です。
3、7、Eを縦に足して3+7+E=21という式になることを利用するとE=11であることがわかります。または、6、E、4を横に足して6+E+4=21という式になることを利用してもEに適する数字を見つけることができます。これで5個の空欄に適する数字を全て答えることができました。
連続する9個の数字のうち最初と最後の数字が分かっている場合には、ある規則に従って9個の数字を並べることができます。今回の問題の場合は、最初と最後の数字が分かっていないため、その規則を使うことができませんでした。しかし、数字をひとつずつ見つけていくという作業も面白いのではないでしょうか。
今回は数字に関するパズルでした。 「パズルの記事」一覧 の中には、別の種類のパズルもあります。