image：秒刊SUNDAY
レトロゲームファンであれば誰もが知っている、日本最大級の中古ゲームショップのスーパーポテト。コロナ禍の前は、外国人観光客で賑わっていたものです。そんなスーパーポテト秋葉原店に、いつの間にかレトロゲームセンターが出来ていました。しかも1時間1,000円ポッキリで懐かしのアーケードゲームが遊び放題という夢の空間、これは行くしかないでしょう！
スーパーポテト秋葉原店に到着！
コロナの影響によって人通りが少なくなった秋葉原。平日の16時過ぎとはいえ、以前の賑わいは感じられません。
image：秒刊SUNDAY
「スーパーポテト秋葉原店」は、中央通りと呼ばれる大通りから1本中に入った雑居ビルに入っています。壁にパックマン、マリオ、ポートピア連続殺人事件・・・どこからどう見てもレトロゲームのお店。
image：秒刊SUNDAY
この非常にわかりやすい入口の奥に、夢(レトロゲーム)へと繋がるエレベーターと階段があるんです！
image：秒刊SUNDAY
いつもなら3階や4階でMSXやネオジオポケットあたりのレトロゲームを漁るのですが、本日の目的は「レトロゲームセンター」なので、5階へ直行です。気になる「遊び放題」の価格と内容はこちら！
駄菓子食べ放題・ジュース飲み放題・ゲーム遊び放題
【フリープレイプラン】
1時間 1,000円
2時間 1,800円
3時間 2,500円
image：秒刊SUNDAY
安い、安すぎます！こんなに安くて儲けが出ているのか心配ですが、その辺りも含めて店長の北林様にお話を伺いました。お顔をお出しいただきたかったのですが「それはちょっと・・・（苦笑）」ということでしたので、別の写真を使いつつ、お伺いした内容をお届けします。
スーパーポテト秋葉原店、北林店長にお話を伺いました
－－ 本日はお時間をいただきまして、本当にありがとうございます！
北林店長（以下：北林）「よろしくお願い致します！」
－－ さっそくですが、スーパーポテトさんでレトロゲームセンターを始めようと思ったきっかけは？
北林「あんまり深くは考えていなかったんですよ、お客さんに喜んでいただければいいかなと思いまして」
－－ 確かにサービス価格ですよね、これで採算が取れるいうことでしょうか・・・
北林「うーん、利益はほとんど出ないですね、ゲームはいくら遊ばれても(原価が)ほとんど変わらないのですが、瓶ジュースの飲み放題があるので・・・」
（瓶ジュースのコーラ・ジンジャーエール・ファンタ・HI-Cは通常価格120円だが、フリープレイプランでは飲み放題となる。それ以外のドリンクは別料金）
image：秒刊SUNDAY
－－ これは驚きのサービスですね！ドリンクバーならともかく、瓶ドリンクの飲み放題は初めて聞きました。
北林「これ以上のサービスは無理です（笑）」
－－ 更に駄菓子も食べ放題ということですが、どれだけサービスしてくれるんですか（笑）
北林「瓶ジュースに比べると単価が安いので、なんとか大丈夫です！」
－－ いや、これ、大丈夫な量じゃないですよ・・・
北林「喜んでいただけるのなら大丈夫ですよ！」
（本当に大丈夫なのか、思わず心配になってしまう量の駄菓子が食べ放題！ビッグカツやセコイヤチョコ、ポテトフライまである！）
image：秒刊SUNDAY
（フリープレイ用以外にも大量の駄菓子がありますが、こちらはフリープレイプランには含まれておりません。商品には価格がわかりやすく掲示されており、値段シールが貼ってあります）
image：秒刊SUNDAY
－－ では、いよいよレトロアーケードゲームで遊ばせていただきたいのですが、受付の方法を教えてください。
北林「まずはレジで利用時間を伝えていただき、先払いで代金をお支払いください」
－－ はい、ではお支払いします！本日は1時間でお願いします！(1,000円を渡す)
北林「こちら、終了時刻を書いたカードをお渡ししますので、終了時刻までにこちらをレジに返却してください」
image：秒刊SUNDAY
北林「次にゲームのクレジットの追加方法なのですが、こちらのボタンをお渡しします。筐体から2本の線が出ているので、そちらに差し込んでボタンを押せばクレジット(※)が増えます」
（※一般的にアーケードゲーム機におけるクレジットとは、硬貨を入れてゲームを遊ぶ権利のこと。こちらでは遊び放題となっているので、硬貨を入れずにクレジットを増やすことが可能）
image：秒刊SUNDAY
－－ なるほど！どの筐体も単純に遊び放題になっているわけではなく、料金を支払った人だけがクレジットを増やして遊べるというわけですね！
北林「では、お時間までゆっくりお楽しみください！」
レトロゲームセンターで遊び放題を堪能！
いよいよプレイ開始です！筆者が高校生くらいの時に遊んだゲームが、なんと14台も設置されています！
ダイナマイト刑事 メタルスラッグX
スーパーストリートファイター2X 怒首領蜂
ボンバーマンワールド マーベルカプコン2
テトリス ザ・キング・オブ・ファイターズ98
ぷよぷよ通(2) ファイナルファイト 双截龍
ワンダーボーイモンスターランド
フライングパワーディスク(休止中)
子育てクイズ マイエンジェル2(休止中)
残念ながら2台が休止中でしたが、かなりの名作揃い！あまりゲームセンターに行かなかった人でも、1つや2つ知っているゲームがあるのではないでしょうか。
image：秒刊SUNDAY
筆者は真っ先にセガの3Dベルトスクロールアクション「ダイナマイト刑事」をプレイ。サターンにも移植され好評だったゲームなのですが、2007年の「ダイナマイト刑事EX」以降続編が出ていないのです・・・ぜひXboxで復活を！
image：秒刊SUNDAY
PCエンジンのローンチタイトル(本体同時発売ソフト)として大ヒットした「ワンダーボーイモンスターランド」も遊び放題！(PCエンジン版はビックリマンのキャラクターを使用した上で「ビックリマンワールド」として発売)
image：秒刊SUNDAY
もはや説明不要、ベルトスクロールアクションゲームの金字塔「ファイナルファイト」も稼働中！
image：秒刊SUNDAY
筆者がプレイ中、地元の不良に横取りされたトラウマがある「双截龍（ダブルドラゴン）」まで！これは1時間じゃ遊びきれないな・・・
image：秒刊SUNDAY
喉が乾いたので、飲み放題のドリンクで喉を潤すことに。ドリンクをいただく際は、終了時間が書いてあるカードをレジの店員さんに見せてからですよ！
image：秒刊SUNDAY
駄菓子に関しては、フリープレイ用の棚にあるものはそのままいただいてもOKということですが、気になる方は店員さんにひと声かけてからいただいてください。値段無しの黄色シールが、食べ放題可能な駄菓子となっています。
image：秒刊SUNDAY
雑居ビルの一角、懐かしいレトロゲームの音声が鳴り響く店内。まるで30年前のゲーセンに、タイムスリップしたかのような錯覚に陥ってしまいました。あの頃とのいちばんの違いは、禁煙なのでタバコの香りが一切しないことくらいでしょうか。
image：秒刊SUNDAY
最後にお話を伺うと「みなさん楽しそうにプレイされるんですよ」とのこと。なぜ採算ギリギリでやられているのか、そこに答えがあるのではないでしょうか。コロナ禍が過ぎ去ったら、レトロゲームをプレイする人で溢れかえるような気がする空間でした。
こちらのスーパーポテトさんが入っているビルの名前が「北林ビル」というので、思わず北林店長に「オーナー様ですか？」と訪ねてしまいました。返ってきた答えは「まったくの偶然です、この場所のビルオーナーなら仕事なんかしてないですよ」と、笑っていらっしゃいました。また必ず遊びにきます、次はおそらくプライベートです。
スーパーポテト秋葉原店
東京都千代田区外神田１丁目１１−２ 北林ビル３Ｆ/４Ｆ/５Ｆ
営業時間：平日 11:00〜20:00 土日祝 10:00〜20:00（年中無休）
1,000円で「遊び放題・飲み放題・食べ放題」に負けないくらいのインパクトがあったゲーセンはこちら！こちらも安すぎます・・・
source：スーパーポテト秋葉原店
画像掲載元：SS.ナオキ
