水族館の目玉といえば、普段見ることのできない海の生物を間近でみたり、イルカショーを楽しんだりと、わりと「生物」ありきだったりします。もちろんそれが「水族館」の醍醐味ですが、今回紹介する、愛知県にある竹島水族館はちょっとそう言った意味では「異質」。通常の水族館とは違った楽しみ方ができます。
竹島水族館とは
竹島水族館とは、愛知県蒲郡市にある水族館。市営の水族館ということもあり、規模は小さめながらも、入場料などは大人一人500円と、破格的な安さ。
もちろん、施設そのものは一般的な水族館ほど大きなものではないのですが、常時およそ500種類前後、約4500匹の生き物を展示公開しております。
そして、深海生物の展示種類数ナンバー1ということ。
もちろん、人気深海生物「オオグソクムシ」もいますよ。触ることもできます。
そんな中、こちらの水族館で見ていただきたいのが、生物もそうですが……実はその生物に対する「解説」。これがまたユニークです。
魚の種類ごとにこのような経歴書ならぬ「魚歴書」が貼り付けられており、飼育員の面白いコメントが記載されております。ちなみに年齢の欄はほぼ「忘れた」「大人」など、かなり適当な扱いを受けられている点が面白い。
例えば、こちら「プロトプテルス・エチオピクス」の年齢は「それなり」。性格はボケーっとしており、ご飯をクチャクチャと食べるのでお行儀が悪いそう……。
そして、飼育員のコメントは「魚」だけではなく……
飼育員そのものにも向けられており……
「飼育員の足が臭い」など、同士に向けられた辛辣なコメントも。
過去、何かあったのかもしれませんね。
更に衝撃的な事実をお伝えするコメントも。こちらは「なぜ近寄っても逃げない魚がいるのか?」という質問に対し……
なんと「サカナも人間を見ている」とのこと。水族館に我々は魚を見に行っているつもりだったが、サカナからすれば人間が見に来る。それもサカナの楽しみなのかもしれませんね。
解説は日本一級とうたう「竹島水族館 」。
水族館の生き物たちより、解説に取り憑かれそうになります。
Source:竹島水族館 - 愛知県蒲郡市公式ホームページ