映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開から2日で約13億、9日で30億円の興行収入を突破!声優交代という一部のファンからすればネガティブな要素がありました。しかし蓋を開けてみれば、概ね好評を超えて好意的な感想が非常に多い印象。そんな中、ごく一部の悪評を拾った記事に対してファンからは反論が巻き起こっています。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』が絶好調!
2022年12月3日、映画『THE FIRST SLAM DUNK』がついに公開!封切り初日から映画館はほぼ満席、大変な熱気となっていました。それから2週間あまり、実際に映画を見た人たちからの口コミもあり、スラムダンクの勢いは増すばかり。
【解禁情報③:最新予告映像】
『THE FIRST SLAM DUNK』
の最新予告映像が公開されました!#スラムダンク特番#SLAMDUNK #SLAMDUNKMOVIE pic.twitter.com/fYlvyzUBB5— 映画『THE FIRST SLAM DUNK』公式 (@movie_slamdunk) November 4, 2022
ネガティブな話題といえば、やはり公開直前に「アニメ版」のキャストが全交代が発表されたことではないでしょうか。実は筆者もそのことについては物申したいこともあったのですが……筆者の尊敬する梁田清之さんの体調のことも、理由のひとつかなと。
参考:映画『THE FIRST SLAM DUNK』公式サイト
逆張り?ネガティブな記事にファンの声は……
これだけ人気になってくると、映画の感想やファンの声を拾った記事が増えてくるものです。スラムダンクに関しては、公開前の不安要素が一掃されファンの声は概ね好評でした。こうなってくると、逆張りで注目されようという低俗な記事も増えてくるもので……。
敢えてどこの記事かということは書きませんが、某大手誌の記事に対しファンから批判の声が上がっていました。その記事の内容を要約すると……カッコ内は筆者の声です。
・バスケ漫画の金字塔なのに非常に残念、というファンの声(実際はほんの一部だけど)
・原作の名シーンがごっそりカットされている(2時間で詰め込むの無理だろ)
・壮大なネタバレ(ネタバレって書けば何書いても良いってもんじゃない)
・初見にはわからないだろ(客の大多数が原作ファンって文中に書いてあるぞ!)
これに対し、多くのスラムダンクファンは……
・何でこんな気分悪くなる記事書けるのか、意味が分からん
・批判が大勢を占めるって本当?
・記者の性格の悪さが垣間見える
・観に行きたくなった
もちろん批判だけでなく「なんで余計なことするかな」や「指摘は的確」という声も少数ながらありました。しかしながら、少数の悪評を拾って大きな記事にしてしまうのは悪趣味だと思うんですよ、スラムダンクのファンとしての意見ですけれども。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た感想は……
どうしても映画を見る時間がなく、公開から2週間後に観に行けることになった筆者。例の「酷評記事」を読んでから鑑賞することに。ちなみに筆者はジャンプの原作とアニメを全てリアタイし、単行本を全巻所持している一般的な「ファン」です。
鑑賞後……。
ネタバレになってしまうことは書きませんが、最初の5分で完全に心を鷲掴みにされました。原作者の井上雄彦先生が監督・脚本ということで「間違い」なかったという感じ。特に最初の描写では、全身にゾワっとくるものがありました。
批判記事を読んでしまった方は、残念ながらどういう物語が展開されるかわかってしまったと思いますが、筆者としては大正解だと感じています。話を広げすぎて失敗する作品もある中、集中して物語に入り込めるという点でも良かったかなと。
バスケ経験者である筆者としては、まさにコートに立っている雰囲気を味わえる試合のシーンも鳥肌モノ!キュッキュというバッシュ音、ドリブル音、選手同士がぶつかる音、そして……どんな音かは伏せますが、ラストシーンの直前はその目と耳で味わって欲しい!
ハッキリと言ってしまうと、同じ東映ではあるものの「From TV animation スラムダンク」と映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、似て非なるものだと感じました。
公開前、打ち切りのように終わったアニメ版スラムダンクの続編を求めていたファン(筆者も)は、総じて声優の交代に異を唱えていました。それを理解しつつも原作者である井上雄彦先生は、原作のファンを納得させる作品にしたかったのではないでしょうか。
とにかく映画を観ていただければ、そのことは最初の5分で理解できます。今回描かれていない「名場面」と呼ばれるシーンは今でも多くの方に語り継がれていますし、スラムダンクを見ていない人でもどこかで耳にした言葉は多いはず。
だからこそ「From TV animation スラムダンク」にとらわれない「映画」を作ったのではないかと感じました。映画を観てからTVアニメ版を見るのもありですが、個人的には「原作」を読んでいただきたいと心から思った次第です。
何を書いてもネタバレに繋がりそうなので迂闊なことは書けませんが、原作ファンを満足させることに重きを置いた作品だと感じました。
一言でいうなら「まだ観ていない人、四の五の言わず観に行け!」です。クライマックスで時が止まります、大げさじゃなくて。スラムダンクを知らない人にも、ぜひ観て欲しい映画でした。
映画の感想なので、酷評が全て悪いとは言えません。しかし、極少数の意見を「大きな声」として記事にしてしまうのは、いかがなものかと……。ひろゆき氏の言葉を借りるのであれば「あなたの感想ですよね?」ってことになります。
なにやってんだ?どあほう
公開初日にも映画館には足を運びました、観ていませんが……。それから2週間後のレイトショーでは9割座席が埋まってる状態で、映画館は熱気で溢れていました。口コミで観に来た方や、複数回鑑賞されている方も多かったように感じます。
source:感想投函サイト「SLAM DUNK POST」(映画鑑賞後にご覧ください)