3冊の文庫本の右上にちょこんとついているかわいらしい三角形。本の右下の方にも4個ほどあります。これらは”ブックマーク”つまり”しおり”です。文庫本に限らず書籍にはさんで使うしおりは、ちょっとした拍子にするりと抜け落ちてしまうことがあります。しかし、この三角形のしおりは意識的に取り外さない限り抜け落ちてしまうことはありません。おしゃれでかわいらしく見えませんか。なんと簡単に作れてしまえるのです。
このしおりは正方形の紙で作りました。
このしおりを作るために使った正方形の紙は1辺の長さが7.5cmでした。よく目にする折り紙は1辺が15cmの正方形ですから、1枚の折り紙でこのしおりを4個作ることができます。もちろん折り紙でなくても、気に入った紙があれば、その紙ででも作ることができます。
しおりを作ってみたいという方のために、作り方をお教えしましょう。
正方形を4つに折る。
下の図のように正方形を4つに折って、折り目をしっかりとつけてください。
左下に折り線をつけます。
左下の緑色の破線に沿って折り線をつけ、正方形の角(かど)を中心に向かって折ります。
緑色の破線に沿って折ると...。
正方形の角を中心に向かって折ると、下の図のようになります。折れたら、次は図の中に見える緑色の破線に沿って正方形を半分に折ります。
さらに、緑色の破線に沿って折ります。
正方形の紙を半分に折ると、下のようになります。この状態から、更に緑色の破線で折って折り目をしっかりとつけます。
緑色の三角形を織り込みます。
しっかりと折り目をつけたことにより、小さい正方形が2個の三角形に分かれました。緑色の三角形の部分を矢印の先に折り込みます。矢印の先はカンガルーの袋のようになっていますから、そこに緑色の三角形を折り込んでください。これで完成です。
完成すると、こんな形になります。
このしおり、正方形の紙さえあれば簡単に作ることができます。このしおりを差し込んでおくと、次に読み始めるページをサッと開くことができます。
正方形の紙で作る”しおり”に限らず、手作りのものというのは味があっていいですね。昔ながらの大豆100%手作り豆腐! のような手作り品もいいですね。