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刺繍画家が織り成す「海中のウェディングドレス」が秀逸!制作秘話を聞いた


image:Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)

女性なら一度は憧れるであろう純白のウェディングドレス。日本でウェディングドレスが大流行するきっかけになったのは、1959年に現・上皇后陛下である美智子様と現・上皇后陛下の皇太子様のご結婚だったようです。花嫁にとって思い入れのドレスですがTwitterにて、Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)さんがご投稿した「海中の刺繍が施されたウェディングドレス」が最高だと熱視線を集めています。今回は制作秘話を伺いました。

オリジナリティー溢れるウェディングドレスに魅了!

海中の生き物たちの刺繍が施されたウェディングドレスの写真が掲載されたツイートを発見しました!一目見たら笑顔になれるこだわりの詰まったドレスで、全ての刺繍されているパーツを見たくなる感動の仕上がりでまさに圧巻です。このような素敵なドレスを人生最良の日に身に纏ったら更に幸せを感じられそうですね。

ツイートのリプ欄には「美しい」「ウエディングドレスを見て美しさに感動したの初めてです」「かわゆすぎます!全体も見たいっ」といった絶賛の声が寄せられ、あまりのウェディングドレスの美しさに見惚れてしまう方が続出しています。

制作者さんインタビュー

image:Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)

制作者のMarron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)さん(以下、Marronさん)にお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください

刺繍イラストレーター・刺繍画家です。刺繍で絵を描いています。刺繍でイラストを描いたり、展示をしたり、通信や対面レッスンも行なっています。不思議な世界と海の中が特に好きで、浮遊する刺繍と名付けた技法で、海の中を現実と幻想を織り交ぜて刺繍することがライフワークです。

 

私は泳げないので、私にとって海の中がある意味幻想世界なのです。また刺繍イラストとしては、可愛い動物や綺麗な生き物などをモチーフにすることが多いです。

image:Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)

■制作歴、制作を始めたきっかけは?

元々手芸が好きで、母が友人に刺繍を習うというのでくっついていき、興味を持ちました。14歳から刺繍を始め、20年以上刺繍で絵を描いています。

■ウェディングドレスに刺繍をしようとなぜ思われましたか?

オートクチュールの刺繍ドレスに憧れて、一度作ってみたかったので、挑戦しました。ですが……一度作ったら大変だったので、その一度で十分でしたね。良い経験になりました。

■ ウェディングドレスの作品でこだわられたところや、難しかった部分、見て欲しいポイントなど教えてください

制作したのが、もう10年前なのであまり覚えていませんが……こだわりとポイントは自分の好きなミントグリーンを基調に、幻想的な海の世界を作り出すことにこだわりました。ビーズも半貴石やガラスなどできるだけアンティーク風になるようにしました。

 

また、刺繍糸とビジューを使って銀の珊瑚のヘッドドレスも作りました。皆様に見ていただきたい注目ポイントは、実際に存在する海の生き物たちのカニの幼生やサメの胎児の入った卵などの刺繍です。

 

難しかったのは刺繍絵とは違い、仕上がりが立体的なところですね。布の裁断前に刺繍をするので、布が大きくて扱いづらかったです。さらには……仕上がりのサイズは完璧だったのに、前日に式場に持っていき吊るして保管していただいたところ、重みで生地が伸びてぶかぶかになってしまいショックでした。

 

もちろん、式の担当者の方がテープとピンでフォローしてくださいましたが、ドレス作りはプロにお任せするべきだなと痛感しました。 餅は餅屋ですね。それ以降、私は刺繍絵に専念しようと思えました。

image:Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu)

■制作期間はどれくらいかかりましたか?

制作期間は3ヶ月ほど要し、服作りは素人なので『2way ウェディングドレス-挙式からパーティまで』 森永幸徳 著 文化学園文化出版局という本の型紙をベースに作りました。

■このウェディングドレスはどなたか着用されたのですか?また、周りの反応はいかがでしたか?

私が10年ほど前に着用しました。周りの方の反応ですが、記念に写真を撮ってくださったり触ったりと面白がったりしてもらえたと思います。

■いいねやRTされるなど、反響がありますが、どのような心境でしょうか?

結婚式に出席くださった方は、刺繍にも海の生き物にもそこまで興味がない方が多かったと思うので、どちらかに当てはまるであろう方の目に留まり嬉しいです。

 

本業は刺繍で描く絵の制作なので、ぜひこれからもご覧いただけると嬉しいです。また、今年の7月には銀座の伊東屋さんで人魚をテーマにした個展を予定しています。お時間がありましたら、ぜひお立ち寄りいただきたいですね。

■今後作られたい作品、夢があれば教えてください。

国内外問わず、海の近くの白い壁の明るい場所で、刺繍した海の生き物や人魚を泳がせたいですね。リアルな海の生き物の刺繍イラストを担当してみたいです。

 

あと、この場を借りて皆さまにお願いがあります。海の中と同じくらい不思議な世界が好きで、世界の幽霊や不思議な生き物が出てくる昔話を集めて刺繍したいと思っています。(日本でいうと『牡丹灯籠』などが綺麗な絵にしたくなります)もし、ご存知の方がいらっしゃれば※こちらまでお寄せください。よろしくお願いいたします。

Marronさん、お忙しい中お話いただきありがとうございました。今後もMarronさんの素敵な作品とご活躍から目が離せないですね!

取材協力:Marron (刺繍イラスト&刺繍画家)(@MarronShishu
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