コロナ禍ということもあり、夜は飲食が難しい状況となっている。緊急事態宣言も解除の咆哮ではあるが、いずれにせよ、コロナ禍というこの状況は暫く続くことが予想され、宣言が解除されたからと言って、はいOKということにはならないだろう。そんな中、注目を浴びているのがこの「千ベロ」である。いったいどれほどのものなのか。
せんべろとは
せんべろとはどのようなものか。せんべろの「せん」は「千」である。千円でベロベロに酔うことが出来るということで「せんベロ」と呼ばれるようになっている。そんな千ベロの聖地といえば、赤羽である。さいたまと、東京都心からちょうど中間地点にあり、家賃も安くベッドタウンとなっている。
つまりそのまま「せんベロ」して家に帰れるというメリットも有る。しかし今回はそんな夜中の千ベロではなく昼間にどれほど飲むことが出来るか、そんな疑問を解消すべく赤羽にやってきた。
赤羽駅前
駅前はこのように「イトーヨーカドー」など、結構メジャーな施設が建っており、とてもこの状況下で昼から飲もうという気に離れるような状況ではない。
しかし一度裏路地に入れば、このように昼から飲んでいる客が、ビニールシートの奥に見えるのがわかる。ただし昼といっても、おおよそ14:00〜開店というパターンが多いようで、この人気店「いこい」も14:00〜だった。女性客も見受けられる。
一番街というところに来るとアーケード内に居酒屋が乱立。既に何件かオープンしているのがわかる。やはりコロナ禍で、この時間から開けて、少しでも利益を得たいというのが狙いのようで、客の方も夜飲めなくなったので昼間にということで訪れる。
とりいそぎ入りやすそうな店に入る。早速入店するとこのようなメニュー。1位は合法レバ刺し。合法・・・という何とも物騒なワードに若干恐れをなすも、ここは勇気を振り絞り説明を聞く。どうやら、1,000円で3本+お通しだということだ。
そしてカードを手渡される。このカードを消費していくと酒が飲める。つまり3枚のカードだ。酒はメニューの中から、ビール・ハイボール・ウーロンハイなど、よく見かける物が多く、1,000円というと1本あたり333円だが、ビールはちゃんとジョッキ、そして酎ハイも500mlはあろうサイズだった。
申し訳ない、最も撮影すべきビールの写真を撮影し忘れたのでイメージで、連想いただきたい。
※恐らく「味的」にこのような発泡酒の味わいだった。500ml
とはいえ、十分飲めるサイズなので、少量ということはない。むしろ量が多すぎて飲みきれないのではないかと思われるほどだ。
ちなみにお料理も頼むことが出来る。こちらは牛の炙りに薬味をつけたもの。絶品すぎる。
これだけ飲んで、2人で5,000円行かないほどだったので、まさに千ベロは1,000円でベロベロに酔える、コスパ最強のシステムということが言える。
ただし、昼間から飲むと、当然ながらその後の仕事や家庭に響くことはいうまでもない。そのへんは節度を持って利用するということにしたほうが良いだろう。
ということで千ベロは十分コスパよし。コロナ禍ということを理由に、さいたま地方に向かう際に利用するのは家で飲むより遥かに楽しめる。