この世には様々な真実があり、度々我々を驚かせます。事実は小説よりも奇なりという言葉もあるように、事実というものはあまりにも想像を超えてとんでもない驚きと感動を与えてきます。そんな中、こちらの映像がまたしょうげきをあたえているわけですが、おそらく多くの人が動画を見たあとに信じることができないでしょう。
問題の映像
ということでまずはこちらの映像をご覧ください。
白黒の映像で船が荒波に揉まれている様子が伺えます。非常に鬼気迫る緊急事態を表したものですが、この映像が一体何が不思議なのでしょうか。
ということで、答えを出しますと、実はこの映像「静止画」です。
Nauseating 'Chunder Thunder' optical illusion makes painting of storm-battered ship look like it's crashing around https://t.co/Z72cToQFsT
— The Sun Tech (@TheSunTech) December 17, 2019
えっ?って話になるのかと思いますが、もう一度映像をご覧ください。確かに動いているわけではないのです。つまり、静止画なのにあたかも動いているように見えるわけです。
この映像は英国のサンダーランド大学のマイク・ピカードとガープレート・シンによって開発されたいわゆる「錯視」で、映像が動いて見えるような要素を盛り込んだそうです。チラチラさせることで動いているように見えるのです。
研究者たちいわく、視覚的に連続的な白黒の映像をみせることによりあたかも前進しているかのように見えるということです。
この作品は、2019年錯視オブザイヤーコンテストのファイナリストの錯視だということです。
掲載元
https://www.thesun.co.uk/tech/10570185/chunder-thunder-optical-illusion-ship-storm/
画像:秒刊SUNDAY