画像の中に8本の直線が描かれているように見えます。無造作に描かれているように見える直線ですが、1から6までの直線の中の2本には秘密があります。グレーの長方形によって見えてはいないのですが、3本の直線1、2、3のうちの1本は直線Bとつながっているのです。更に、直線4、5、6のうちの1本は直線Aとつながっているのです。あなたは、直線A、直線Bと重なっている直線を答えることができるでしょうか。
画像に定規や紙を重ねてはいけません。
これはあなたの観察力がどのくらい鋭いかを確かめてみる問題です。まずあなたの目にどのように見えているかで答えて下さい。直線Aとつながる直線は、1、2、3のうちのどの直線だと思いますか。
直線Bとつながる直線は、4、5、6のうちのどの直線だと思いますか。
今の段階で、あなたが答えだと思う直線を覚えておいて下さいね。
グレーの長方形を、左方向へ少しずつ短くしていきましょう。
グレーの長方形を取り去ってしまえば、答えは一瞬で明らかになります。しかし、その方法ではあなたの観察力を確かめることはできません。グレーの長方形を少しずつ短くしていきましょう。
この段階でも、あなたの答えは先程の答えと同じですか、それとも変わりましたか。
グレーの長方形を更に短くしました。
ここまで短くしました。やはり、あなたが判断した最初の答えに変わりはありませんか、それともかわりましたか。
そろそろ、どの2直線が、直線AとBにつながっているのかが見えてきているのではないでしょうか。
グレーの長方形をもう少しだけ短くしてみましょう。
直線Aとつながる直線がわかりました。
直線Aとつながっているのは5の直線でした。あなたが最初に出した答えも5の直線でしたか。
グレーの長方形をもう少し短くすると直線Bとつながっている直線がわかるはずです。
直線Bとつながる直線もわかりました。
グレーの長方形を短くしました。直線Bとつながっているのは2の直線でした。
8本の直線の上にグレーの長方形を置いたことにより、どの直線が直線Aと直線Bにつながるのかよくわからなくなってしまいます。自信をもって「この直線が答えだ。」なんて思っても、確かめてみると違うことがあります。それは、あなたの脳ミソが判断をして、「つながっている直線は〇〇だよ。」とあなたに教えた結果なのです。つまり、あなたの脳ミソが間違ってしまった(錯覚を起こしてしまった)という訳です。
でも、このような錯視図形を見る機会が増えてくると、見た瞬間に正しく答えることができるようになってきます。今回も最初から正しく答えることができた人もいるはずです。
数式の問題や暗号を解読する問題など、「パズルの記事」一覧 の中には、錯視図形以外にも色々な問題があります。