数字は我々の生活において必要不可欠なものであり、切り離すことができません。時には数字に操られているのではないかと感じることさえあります。また、数字には1・2・3…と記載するアラビア数字、一・二・三…のような漢数字、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ…と書くローマ数字など様々な種類があります。今回はそのローマ数字をある方法で分かりやすくする画期的な方法をご紹介いたします。
分かりにくいローマ数字
ドラクエやFFなどゲームをやる人には馴染みのあるローマ数字。ドラクエⅤやFFⅦなど詳しくない方でも何となく見覚えがあるのではないでしょうか。
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲまでは一本ずつ線が増えるので非常にわかりやすいのですが、4からいきなり「Ⅳ」となり急激な難易度がアップします。
ただ、ローマ数字自体はぱっと見カッコよさがあるのでゲームだけでなく、時計や漫画の巻数などにも使用されています。時計は12まで、ゲームのシリーズもFFが現在15までなのでまだ覚えられるような気がしますが、人気漫画ともなると何十巻となりさすがに覚えきれないのが現状です。
漫喫のバイトで一番しんどいのはバラバラになった黒執事の順番を直す作業 pic.twitter.com/qOdQ7wJrss
— いしけん (@ishke_) February 17, 2020
こちらは枢(とそぼ)やなさん原作の「黒執事」という漫画です。19世紀末期のイギリスを舞台とした作品でその世界観とローマ数字の巻数も非常にマッチしており、2020年2月時点で29巻まで発行されております。ちなみに29はローマ数字では「XXIX」となります。もはやPCの変換では表示すらされず謎解きゲームの出題にさえ見えます。
この並び順が合っているかぱっと見わかりますでしょうか?漫画喫茶でバイトをしている方でも並び順を整えるのに一苦労するそうです。しかしそんな中、枢やなさんのスタッフのTweetした解決策が画期的と話題になりました。
そうだ、アラビア数字で書こう!
一方、黒執事原作者宅では【枢】 pic.twitter.com/N07Dq4VGwd
— 枢やな_Staff (@toboso_official) February 19, 2020
なんと1・2・3など見慣れたアラビア数字で書いて張るというものでした。意外と簡単なようで思いつかなかった方もいるのではないでしょうか。
ちょっ!イメージ大事に!!
— クマ︎ (@takekumax) February 19, 2020
原作者自身が漫画のイメージを壊してしまっているのではないか!?という意見もありましたが
締め切り前の一分一秒を争う場面で
「4巻のセリフを確認して……ハッ!こ、これは6巻!?クソォーッ!!」
というミスを繰り返した結果、こうなりました。— 枢やな_Staff (@toboso_official) February 19, 2020
必要な時にすぐ探せるようにとても合理的な方法なようです。これはある意味原作者公認と捉えてもよいのではないでしょうか。
これを生かせばローマ数字なんて怖いものなしです。
こちらはチョコレートの盗難を防ぐ画期的な方法が話題となりましたが、画期的な方法はシンプルに考え直すことで生まれるのでしょうね。
画像掲載元:写真AC