転売ヤーの暗躍で、4年前の発売日から品薄が続いていたPlayStation5。ここ1年一気に品薄が解消し、ようやく市場に出回り始めたと思った矢先に値上げで大失速。そして勢いを取り戻せないまま、再値上げとか……記録的な円安や海外市場との兼ね合いなどがあると思いますが、日本においてシェアを取り戻すことは諦めたとみて間違いないでしょう。
PlayStation5、本体と周辺機器の大幅値上げ
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが「2024年9月2日(月)より、日本国内におけるPlayStation 5および関連周辺機器の希望小売価格を改定することを決定いたしました」と発表。
日本国内におけるPS5®および関連周辺機器の希望小売価格改定に関してお知らせします。
詳しくはこちら⇒ https://t.co/BBPFcyBjtl pic.twitter.com/1oVPoTfOLC
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) August 27, 2024
PlayStation®5 ¥79,980
PlayStation®5 デジタル・エディション ¥72,980
DualSense® ワイヤレスコントローラー ¥11,480
DualSense® ワイヤレスコントローラー ミッドナイト ブラック ¥11,480
DualSense® ワイヤレスコントローラー コズミック レッド ¥11,480
DualSense® ワイヤレスコントローラー ヴォルカニック レッド ¥11,980
DualSense® ワイヤレスコントローラー スターリング シルバー ¥11,980
DualSense® ワイヤレスコントローラー コバルト ブルー ¥11,980
ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4) ジェット・ブラック ¥7,980
DualSense Edge® ワイヤレスコントローラー ¥34,980
PlayStation®VR2 ¥89,980
主な価格は上記の通り、全体的に前回の値上げ後よりも20%ほどの値上げとなっています。
参考:日本国内におけるPS5®および関連周辺機器の希望小売価格改定に関するお知らせ
さすがにこれは……初期の定価は54,978円!
PS5のローンチ価格は税抜49.980円で、税込54,978円でした。なんと今回の値上げにより、4年前よりも約2万5千円値上げしたことによります。ゲーム機に限らずこういったデジタル機器は、CPUのグレードアップやSSDの容量が増えるなど、基本性能の底上げがない限り値上げは考えられませんでした。
この値上げにゲームファンたちは……。
・PS5は転売屋のせいで売り時を逃した感があるな…。
・もうゲーム機として買える値段ではありません。Proを見てから買うつもりでしたがPS4と添い遂げます。
・うーん、この価格だともう少し頑張ってPC買っちゃおうってなるなー
・マジで今のPS5が壊れたらPC買い直すわ
・4年近く経ったゲーム機を8万出して買うのは個人的にはすごい抵抗ある
転売ヤーのせいで売り時を逸した感はありますし、実際に8万円でゲーム機買おうと思ったら倍出してでもゲームPC買ったほうが結局はお得な気がします。それにしてもすぐ壊れることで有名なコントローラーが1万2千円で、ソフトも無ければ全く売れていないVR2が9万円か……。
XBOX陣営に関しては、初期から日本市場を蔑ろにしていましたし覇権を争う気が感じられなったため「値上げ」もあり得るし、そこまで大きな話題にはなりませんでした。しかしPS5はソニーのゲーム機であり、一度は王者任天堂の牙城を崩したPlayStation陣営の最新機でもあります。
奇しくも8月27日、サードパーティとインディーゲームのみのNintendo Directが配信されます。サードパーティが弱いと昔から言われ続けている任天堂ですが、ソニーはこれからも任天堂を追いかけることが出来るのでしょうか……このPS5の価格を見る限り、日本市場は完全に諦めているとしか思えませんけれども。
source:PlayStation5