人間は8割の情報を「視覚」に頼っていると言われております。したがって、目に入ってくる情報のほとんどを「真実」と受け入れがちです。しかし、実はそんな視覚にも「不具合」があり、時に間違った認識で脳が解釈してしまうことがあります。一般的には「錯視」や「トリックアート」と呼ばれますが、今回の写真はその中でもかなり凄いです。
一見普通の苺の写真にみえますが……
Red strawberries? No, but they can appear like that nice optical illusion indeed. (originally posted by @social_brains ) pic.twitter.com/s7gIeQiodi
— Jamis (@Jamis_bro) March 21, 2017
さて、錯視の中でもこちらの錯視はとにかく凄い。
言われても「嘘だろう!?」といってしまうレベルです。何の変哲もない苺の写真です。強いて言えば、若干ブルーの色合いのフィルターがかかっているように見えます。
いったいこの写真の何が隠されているのでしょうか。まさかこれ、苺じゃない!?いえいえ、れっきとした苺の写真です。
では正解を発表します。実はこの写真「カラー」ではなく「グレー」です。
いやいや、それはないでしょう、どうみても赤色にブルーのフィルターがかかっている写真。そんなはずはない。
と思いたいところですが、ところどころを、ペイントのスポイトで抽出したところ、やはりグレーであることが明らかとなっております。
For colorblind, do you see 'red' strawberries and do strawberries have same color/shade as squares on right? pic.twitter.com/RvEgAhN94X
— Matt Lieberman (@social_brains) March 1, 2017
左のいちごの写真の一部の色を抽出した結果、右のグレーになります。
そんなバカな、筆者ですら信じられなかったので、念の為一部の色を抽出し、その色で埋めてみたところ……
グレーです。
右のグレーは、左の苺の赤い部分です。脳が勝手に「赤色だ」と経験上解釈しているのかもしれないのですが、グレーなのです。
この問題、実は定期的にネットで話題となっており、以前「ドレスの色が白か青か」という問題が話題となりました。
これらを踏まえると、自分が見ている景色は他人からしてみると、全然違うなんてこともあり得るのかもしれませんね。
Source:Matt Lieberman @social_brains