茨城県大洗町にある大洗海岸、例年この時期は県内外問わず海水浴客で溢れかえっているのですが、今年は残念ながらコロナの影響で海水浴場の開設が中止となってしまいました。その代わりと言えるのかどうかはわかりませんが、海水浴場の砂浜に臨時の「砂浜図書館」が開設され、大変な人気となっているということで実際に訪ねてみました。
砂浜で優雅に読書「砂浜図書館」は想像を超える大人気!
本日、大洗サンビーチで「砂浜図書館」がスタートします。8月1日(土)~23日(日)15:00~18:00(荒天・強風中止)。https://t.co/D6NQ23FBy1 pic.twitter.com/Pqvp4TJgpC
— 大洗観光協会 (@OaraiTourist) August 1, 2020
8月1日(土)~8月23日(日)までの期間限定、大洗海岸(大洗サンビーチ)で「砂浜図書館」を開催中。
ビーチの砂浜の一部をタープエリアとパラソルエリアに分け、
イスやテーブルを設置。津波避難施設(ビーチセンター)に設けられた受付で
消毒・利用者登録を済ませ、気に入った本を選び、海の雰囲気を感じながら
読書を楽しむ事が出来ます。
引用:大洗観光協会ホームページ
主催者の方に「砂浜図書館」についてお話しを伺いました
ここで主催者のひとりである「観光協会事業戦略チーム」のリーダー、大山さんにお話を伺いました。
海の見える図書館がコンセプトということで、大山さんおススメの直木賞受賞作品「海の見える理髪店」をお持ちいただきながらお話を伺いました。
ーー 本日はお忙しいところお時間をいただきましてありがとうございます。早速なのですが、どういう経緯で「砂浜図書館」を開設されたのでしょうか。
大山さん 今年はコロナの影響で海水浴を断念せざるを得ませんでした。そんな中少しでもみなさんに足を運んでもらいたくて企画しました。
ーー 本日はお盆明けの平日にも関わらず大盛況なのですが、土日の状況はいかがでしょうか。
大山さん パラソル席とタープ席を各10組20席ずつ計40席設けているのですが、土日はあっという間に埋まってしまい多くの方にお待ちいただいています。平日もすぐに満席になることが多く、反響に驚いています。
ーー 県外と県内からいらっしゃる方の比率はどのくらいですか。
大山さん 8:2の割合で県内からいらっしゃる方、特に地元の方が多いですね。こういうご時世なので、通常の海水浴に比べて茨城県内の方の割合が非常に多くなっています。
ーー 最後にメッセージをお願いします。
大山さん こちらでは青空の下、海を感じながら読書を楽しんでいただけます。残り少ない期間ですがよろしくお願いいたします。
ーー 本日はお忙しいところありがとうございました。
大山さん ありがとうございました。
お話を伺っている最中にも感染症対策のため、観光協会の方が返却された本を1冊1冊丁寧に消毒されていらっしゃいました。
海と青い空を眺めながらの読書は最高!
貸していただける本は約600冊で、文芸、実用書、児童書、専門書と多岐にわたります。
子ども向けの「ディズニー」の絵本や・・・
ここは大洗なんだ!と実感する「ガールズアンドパンツァー」のビジュアルブックも!
パラソル席、タープ席ともに十分な間隔があり感染症対策も万全。声を出すわけでもなく静かに読書を楽しむのが目的なので、このご時世にうってつけのレジャーですね。
タープ席は日光を遮ることが出来るので、日焼けが気になる方に最適。
パラソル席は開放感に溢れていて、海岸特有の涼しい風をダイレクトに感じることが出来ます。この日東京では35度を超える猛暑日だったのですが、大洗の最高気温は29度で風を感じながら快適に読書が出来るほどでした。
目の前は砂浜と青い空と海。こんな場所で読書を楽しむなんて、本当に贅沢な時間の過ごし方ですよね。
読書だけじゃない!映えるスポットも!
砂浜に鎮座する本棚のオブジェ。元々オシャレな本棚なのですが、これが砂浜にあるだけでオシャレ度増し増しです!
そしてこちらも砂浜にポツンとある扉。開放感あふれる砂浜と一見ミスマッチに見えて、実に馴染んでいます。コレは間違いなく映える扉です。
のんびり読書を楽しむにはうってつけの「砂浜図書館」、期間は今週末の8月23日までなので迷っている方はお早めに。利用時間は15時~18時となっています。
大洗といえばガルパン!あんこう祭!水族館!更に・・・
茨城県といえば都道府県魅力ランキングで7年連続最下位を記録するなど、観光地としては決して有名な県とは言えないのですが、「砂浜図書館」に限らず大洗町は魅力に溢れかえっている町なんです!
人気アニメ「ガールズアンドパンツァー」での町おこしはもはや全国区といっても過言ではありませんし、休日ともなれば常に満員御礼の「大洗水族館」や町の人口の約9倍となる14万人を動員する「あんこう祭」はマスコミに大々的に報道されるようになりました。
ちなみに毎年秋に行われている「あんこう祭」、今年はコロナの影響で今のところ開催が未定になっていますが、コロナが収束して再度大洗に取材に伺うことが出来るように心から願っています。大洗大使であるプロレスラー・蝶野正洋さんのファンである筆者としては、これからも大洗を応援します!
そういえば、大洗サンビーチ付近に明太子でおなじみのかねふくさんの工場があり工場見学ができるのですが、CMキャラクターである氷川きよしさんの等身大パネルもあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。最新バージョンの氷川きよしさんでない、進化前のパネルですけどね。
source:大洗観光協会ホームページ
画像掲載元:SS.ナオキ