スポーツウェアなどを取り扱い、世界的に有名なメーカーと言えば「アディダス」「アシックス」「ナイキ」などが有名ですが、その中で今回はこのNIKEが投稿したツイッターCMで炎上が起きているようです。そもそもSNSにCM動画を投稿し炎上するなんてことはあり得るのでしょうか。問題はここにあるようです。
ナイキのTwitterCM
動かしつづける。自分を。未来を。#YouCantStopUshttps://t.co/EEkOkOOeLt pic.twitter.com/aPnZcPAO05
— Nike Japan (@nikejapan) November 28, 2020
問題となっております動画はこちら、動かしつづける。自分を。未来を。というコメントと「#YouCantStopUs」というハッシュタグがついたものです。複数の女性が登場し、落ち込んでいるも、スポーツを通し、プラスに、ポジティブに捉えていこうという前向きな動画です。
ただ一見、普通の自己啓発動画のように感じるのかもしれませんが、その少女たちが抱える問題は、人種差別であったり、人権問題、いじめなど、割とセンシティブな内容。
世界的なメーカーだからこそ、その点に切り込んでしまうことはかなり発信力が強まってしまう。
在日問題に関しても頭を悩ます少女も登場。彼女らは、悩みに悩み抜き、最後に
いつか誰もが、ありのままに生きられる
・・・でもそんなの待ってられないよ
とメッセージをおくる。
つまりスポーツを行うことで、それらの問題を克服し、前に進んでいけるという内容のようで、結果「NIKE」を使おう、という告知のようです。
しかしながらそのような政治的な問題を取り扱った影響で「我が家は今日からNIKE不買運動に突入します」「二度と製品を買いません。」「これは私の知っている日本社会ではない」などとコメントが炎上。
また、NIKEでは、今話題のSDGs(持続可能な開発目標)にも取り組んでおり、目標10「人や国の不平等をなくそう」がこれに当たり、より企業のイメージアップを狙ったものと考えられます。
https://www.nike.com/jp/sustainability
以上を踏まえ、今回はCMと言う名のツールを使い、SDGsを絡めイメージアップを図ろうとするも、あまりにも炎上要素が強めな「政治案件」だったため、燃料強すぎて制御不能に、結果このような事態になったようだ。
事前に、NIKE側もそれを承知の上で取り組んだはずではありますが、その代償はあまりにも大きすぎたのかもしれません。もちろん中には「感動した」「涙腺崩壊した」など好意的な意見もあります。
果たしてNIKEは、この問題を解決し、イメージアップを図ることが出来るのでしょうか。