小山田圭吾氏の過去のいじめ問題、小林賢太郎氏のホロコースト問題など、次々と問題が浮上しネットで叩かれ、辞任に追い込まれる昨今。思い起こせば、この方も辞任を強いられました。東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会、前会長の森喜朗元首相です。そんな森氏に、なんと新しいポストが与えられる案が浮上しネットで反発が起きております。
森喜朗氏が「名誉最高顧問」に就任する案
朝日新聞が報じた内容によりますと、森喜朗氏を東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会の「名誉最高顧問」に就ける案を検討しているという。
東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が、前会長の森喜朗元首相を「名誉最高顧問」に就ける案を検討していることが分かった。大会開催に果たした功績や、期間中の海外要人の接遇役も念頭に置いたものという。ただ、森氏は「女性蔑視発言」で会長を辞任した経緯がある。国内外で大きな批判を招く可能性があり、政府などに強い反対論も出ている。
引用:朝日新聞
東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会における「名誉最高顧問」というポストが、どのような役割を担うのかは定かではないが、一般的に「名誉顧問」は以下のような役割とされております。
名誉顧問(めいよこもん)とは、ある組織の意思決定の権限を持たない栄誉職。社長、頭取など代表権のある取締役から退いた者、特に顧問、相談役を退いた者に与えられる職名ないし称号
引用:Weblio
意思決定権限を持たない栄誉職ということで、今回の大会には発言権はないものとされる。
しかし森喜朗氏の政治的な影響力は計り知れず、たとえ発言権はないものとはいえ、建前に終わってしまう恐れもあります。
また「名誉最高顧問」となった場合の報酬がどのようなものになるのか。その金額や、その役職の必要性の是非について。そもそも「女性軽視問題」で辞職した方が再び組織に関わることが問題がないのか。
まだまだ疑問は残ります。
ネットでの批判の声
ここに至る五輪のゴタゴタについて、2014年から組織委員会委員長である森氏は最大の責任者にして戦犯ですが、組織委員会は氏を名誉最高顧問にしようとしています。この五輪が、国民を置き去りにした、ひたすら彼ら「お友達」の為だけのものだったと言う事です。https://t.co/nrcVMRCzun
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) July 22, 2021
今回の報道を受け、ネットでは以下のような批判が寄せられております。
「いい加減な奴等だ」「何が問題なのかなんにもわかっていないのか。」「過去の発言ヤバいだろ なんでこの流れでやれると思うのさ」「好きにすりゃ良いと思う。」「正気か? それとも不名誉最高顧問の間違い?」
など批判の声が寄せられている。
東京オリンピックの問題は、エンブレム問題から始まり「建設費用」「女性軽視」「いじめ」「人権」そして「コロナ」と、現在に至るまで常に問題が取り沙汰されております。
世界的な大会であるがゆえ、問題が浮上することは致し方ない部分もあるのかもしれない。
果たして、東京オリンピックは、無事平穏に終わるのだろうか。