暑い夏はやはり冷たいものをがぶがぶと飲みたくなります。甘さのある飲料もいいのですが、あまりに暑いときは緑茶やウーロン茶、天然水など甘みの少ないものを飲みたいと思うこともあります。そんな時には自宅で水出し緑茶を淹れてみてはいかがでしょう。水出し緑茶には、スッキリとしていて美味しいだけではなく免疫力をアップさせるという効果もあるようです。今回は水出し緑茶の作り方をご紹介しましょう。
水出し緑茶でアップする免疫力とは...。
少し難しい話になりますが、緑茶には、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキンという4種類のカテキンが含まれているのだそうです。この4種類のカテキンのうちの1つであるエピガロカテキンには、マクロファージを活性化させて免疫力を高める性質があることがわかってきたそうです。
マクロファージは体内に入ってきた異物や細菌を取り込んで消化するのだそうです。つまり、エピガロカテキンによりマクロファージが活性化されると、異物や細菌に対して免疫力を高めることができるということです。
しかし、カテキンは高温で溶けやすい性質を持ってるので、冷水で淹れた方がより多くのエピガロカテキンを抽出できるということになります。しかも冷水で淹れた緑茶は渋みが少なくやわらかな口当たりになるのです。
※情報掲載元:農研機構https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/research_digest/digest_technology/digest_processing/054473.html
水出し緑茶の入れ方です。
お茶を入れる容器を決めましょう。外出時などに持ち歩くときには右側のような容器を準備すると良いでしょう。持ち歩く必要がない時には、左側のようなポットなどを準備します。しかし、特別な容器を準備しなくてもペットボトルで淹れることもできます。
次にお茶の葉を準備します。
お茶の葉の種類はこれでなければならないというものはありません。飲む人の好みで決めて構いません。お茶の葉は摘む時期によって1番茶、2番茶、3番茶などとよばれ、摘む時期によって含まれるカテキンの量が異なります。摘む時期が後になるほどカテキンの量が増えます。
好みの茶葉をお茶パックに入れます。容器に茶こしがついていたり、飲む時にお茶の葉が気にならない場合には、お茶の葉をそのまま容器に入れても大丈夫です。今回はお茶パックを利用することにしました。勿論ティーパックで淹れることもできます。
容器にお茶の葉と水を入れます。
容器に入れるのはお茶の葉と水だけで良いのですが、筆者は氷も入れました。これで準備完了です。これを冷蔵庫に入れてお茶が抽出されるのを待つだけです。1回分のお茶を淹れるだけでしたら、急須などにお茶の葉と氷、水を入れてしばらく待っていると美味しい水出し緑茶が出来上がります。
冷蔵庫で3時間ほど冷やしておいたものです。容器に入っているとおいしそうに出来上がっているように見えますが...。
グラスに注ぐとまだ抽出は十分とはいえませんでした。飲んでみましたが、お茶の味はあまりしませんでした。もう少し待ちましょう。
4時間ほど待ちました。お茶の色が濃くなりました。グラスに注いだお茶を飲んでみましたが、今度はちゃんとお茶の味がしました。とても美味しく出来上がりました。
水出し緑茶は、2煎目、3煎目も淹れることができます。外出時に淹れると外出先で飲み頃になります。お茶が少なくなったら水を加えれば2煎目、3煎目を淹れることができます。勿論自宅で淹れたお茶も同じことができます。冷蔵庫から出して飲む水出し緑茶の味は格別です。水出しで淹れることができるお茶は緑茶だけではありません。ウーロン茶や紅茶でも淹れられます。
暑い夏には冷たいお茶やアイス、ビールは最高においしいですね。もし冷たい飲み物がなくてもすぐに作る方法があります。超高速でジュースを「シャーベット」にしてしまうライフハック! 本当に超高速です。