12本のマッチ棒を使って3個の正方形を作り、図のようにして横に並べました。12本のマッチ棒のうち4本のマッチ棒だけを移動して正方形の個数を5個にしてください。マッチ棒は折ったり重ねたりしてはいけません。マッチ棒を移動していくうちに行き詰ってしまうことがあるかもしれません。そんな時には頭の中をリセットしてもう一度考えてください。
答えまでの過程はいくつかありますが...。
答えを出すまでの過程はいくつかありますが、その中のひとつを紹介しましょう。
1つの方法として、3個ある正方形のうち一番右側にある正方形を作っているマッチ棒の中の1本を移動しました。移動したマッチ棒の頭の色を緑色に変えました。
更にもう1本移動してみましょう。新しい正方形が出来上がりそうです。
2本目のマッチ棒を移動しました。
一番右側で正方形を作っていたマッチ棒をもう1本移動して、マッチ棒の頭の色を緑色にしました。マッチ棒を2本移動したことにより、正方形の個数は、またまた3個になりました。そろそろ答えが見えてきたのではないでしょうか。
次は2本のマッチ棒を移動してみましょう。どの2本を移動しましょうか。
2本のマッチ棒を移動しました。
一番右側の正方形を作っていたマッチ棒が2本残っていました。この2本を移動しました。移動したマッチ棒の頭の色は緑色に変えました。これでおしまいです。
「ウソだろう?正方形は5個作らなければならないんだろう?4個しかないじゃないか!」という声が聞こえてきます。
いいえ、ここには5個の正方形ができていますよ。
答えです。
マッチ棒を移動して出来上がった図形の中にある正方形の数は、確かに4個だけのように見えます。しかし、もう一度よく見ると、4個の正方形とは別に、大きな正方形があります。つまり、小さな正方形4個と大きな正方形が1個で、合計5個の正方形ができています。
問題では、「正方形を5個にして下さい。」と書かれていましたが、5個の正方形の大きさが同じであるとは書かれていませんでした。「正方形を5個にして下さい。」といわれると、暗黙のうちに5個の正方形の大きさは同じであると考えてしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、大きさについての制約がないことに気付いた人は、簡単に答えを出すことができたでしょう。
この答えを出すために、一番右側の正方形をつくっている4本のマッチ棒を移動しました。しかし、もちろん左側の正方形を作っている4本のマッチ棒を移動しても同じ形を作ることができます。
また、赤い頭のマッチ棒を緑色のマッチ棒の位置へ移動するのであれば、どの順番に移動しても同じ答えと考えることができます。
マッチ棒を使ったパズルの中には、答えが衝撃的!マッチ棒を取り除いて正方形を2個にする問題! というものもありました。