マッチ棒が3本並んでいます。3本だけです。これらのマッチ棒の中の2本を移動して4にして下さい。3を4にするなんてまるでマジックのようですが、決してそうではありません。勘の鋭い人はもう答えが頭の中に浮かんできているかもしれません。しかし、安心してはいけません。答えはひとつだけではありません。ふたつ目の答えも出してください。マッチ棒は重ねたり折ったりしてはいけません。
最初に考えつく方法はこれでしょうか。
ピンク色の印をつけたマッチ棒を移動してみましょう。
ピンク色の印をつけたマッチ棒を少し斜めにして、下のように移動します。「あっ、わかった!」という声が聞こえてきそうです。一応、次に移動するマッチ棒にもピンク色の印をつけました。勘の鋭いあなたは、もうこのマッチ棒の移動先はお分かりですね。
ひとつ目の答えです。
2本のマッチ棒を移動して、数字の4を作ることができました。移動する2本のマッチ棒は、3本のうちのどのマッチ棒でも構いません。数字の4が出来上がっていればよいのです。この答え以外にも答えがあるのですが、その答えにはお気づきでしょうか。
今度は、真ん中に置かれているマッチ棒にピンク色の印をつけて見ました。このマッチ棒を移動して4にする方法を考えてください。では、移動してみましょう。
印をつけたマッチ棒を少し傾けてみました。これだけで3本のマッチ棒を4にすることができるのでしょうか。なんだか変な形になっていますね。とりあえず、今度はいちばん右側にあるマッチ棒を移動してみましょう。
ふたつ目の答えです。
いちばん右側にあるマッチ棒を下のように傾けて、真ん中にあるマッチ棒に近づけました。この形は、ローマ数字の4を表しています。真ん中にあったマッチ棒といちばん右側にあったマッチ棒は、どちらから先に移動しても構いません。
もしかすると、「3本のマッチ棒で4をつくって下さい。」と言われる方が簡単に答えを出すことができるかもしれません。「3本のマッチ棒を4にして下さい。」と言われると、ほんの少しの表現の違いなのですが、意識の中に「3」という数字が残っていて「3本を4本にするの?」と思い込んでしまったりはしませんでしたか。
では、3本並んでいるマッチ棒を「6」にすることはできるでしょうか。答えはお示ししませんが気軽にお楽しみください。
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