マッチ棒12本を上の図のように並べました。12本のマッチ棒の中から2本を取り除いて、正方形の数を2個にして下さい。正方形を作っている以外のマッチ棒が残っていてはいけません。上の図をよく見ると、「あっ、ここにも...。そうだったのか。」と気付くことができるのではないでしょうか。洞察力が鋭い人は、時間をかけることなく簡単に解いてしまうかもしれません。
どのマッチ棒を取り除きましょうか。
12本もあるマッチ棒の中から取り除く2本をどのようにして決めると良いでしょうか。例えば、下の左側の図を見て下さい。マッチ棒を2本取り去ると正方形の数は2個になりますが、余計なマッチ棒が3本残ってしまいます。右側の図のように2本のマッチ棒を取り去ると正方形の数は3個になってしまいます。
取り去るマッチ棒を決める前に確認しておきたいことがあります。最初の図の中にはいくつの正方形があったでしょうか。
最初の図の中には5個の正方形がありました。図を見た時に視界に飛び込んでくるのは1辺が1である4個の正方形だったのではないでしょうか。しかし、よく見ると外枠も1辺が2の正方形になっています。外枠で作られている正方形に気付いた人は、もう答えがわかってしまっているのではないでしょうか。
頭の色が緑色になっているマッチ棒を取り去ることにしましょう。
頭の色が緑色になっているマッチ棒を取り除きました。あと1本取り除くと、正方形の数は2個になります。さぁ、どのマッチ棒を取り除きましょうか。
答えです。
下のように2本のマッチ棒を取り除くと、正方形は2個になります。1辺が1の正方形と1辺が2の正方形です。
下の4つの図のように、別の位置にある2本のマッチ棒を取り除いても正方形が2個になります。下の4つの答えは、90°ずつ回転すると重なるので、どれも同じ答えと考えても良いと思います。
外枠になっていた大きい方の正方形に気付くことができていましたか。見落としがちな正方形ですが、一瞬のうちに見抜いてしまう人もいます。そのような人は見た瞬間に頭の中にいろんなことが浮かんできて、答えを見つけることができているのでしょうか。
マッチ棒パズルは手軽に楽しむことのできるパズルのひとつといえますが、時には手軽さを少しだけ超えているものもあります。4本だけ動かして形を変えるマッチ棒パズルが難しい