マッチ棒を11本使って上のように並べてみました。一応”ブタ”だと考えて作ったのですが、別のものと考えても構いません。あなたのお好きな動物で考えてください。では問題です。マッチ棒を2本だけ移動して、この動物を振り向かせてください。マッチ棒を折ったり重ねたりしてはいけません。必要なのは柔軟な考えができる脳ミソです。
1本目のマッチ棒を移動してみました。
白い〇印をつけたマッチ棒を移動してみました。移動先がわかりやすいように、マッチ棒の頭を緑色に変えました。白い〇印をつけたマッチ棒がなくなったことを想像して、マッチ棒をもう1本移動してください。どのマッチ棒を移動すると良いのでしょうか。マッチ棒を正しく移動した瞬間に、この動物は振り向くはずです。
次に移動するマッチ棒は...。
次に紫色の〇印をつけたマッチ棒移動しました。移動先に置いたマッチ棒の頭は緑色になっています。移動してしまったマッチ棒があると見えにくいので、取ってしまいますね。
答えです。
確かに、左の方を向いていた動物が振り返りました。
たった2本の移動ですが、本当に振り返っているように見えます。
説明の都合上、マッチ棒に白色や紫色の〇印をつけましたが、どちらのマッチ棒をどの位置に移動するのかは解く人の考え方次第です。
今回はもうひとつ問題があります。
並べているマッチ棒の数は変わっていませんが、シッポの部分の形を変えています。
マッチ棒を1本だけ移動して、この動物の向きを変えてください。もちろんマッチ棒は折ったり重ねたりしてはいけません。
移動するマッチ棒に白い〇印をつけました。
マッチ棒の頭を緑色にして少しだけ移動しましたが、まだ正しい場所に移動していません。さて、この緑色のマッチ棒をどこに移動しましょうか。
緑色のマッチ棒を...。
緑色のマッチ棒をシッポの下に移動しました。なんだか変な形ですね。白い〇印をつけたマッチ棒を取ってしまいましょう。
答えです。
最初は左の方を向いていたのですが、今度は右の方を向いています。
マッチ棒を並べているだけなのに、動物だといわれるとそのように見えてしまいます。不思議なものです。
これらの問題を易しいと感じる人がいる一方で、難しいと感じる人もいます。その感じ方の違いは、物事のとらえ方の違いなのでしょうか。
マッチ棒パズルは比較的多くの人が、「あっ、考えて見よう!」と思ってしまいます。マッチ棒は簡単にチョコチョコっと動かすことができたり手軽に考えることができるからでしょうか。マッチ棒4本移動して正方形を5個つくる問題! も手軽に考えることができますが、5個目の正方形のありかに驚かされるのではないでしょうか。