「嬲る」という漢字をご覧になったことはおありでしょうか。「男」という漢字の間に「女」という漢字がはさまれています。今回は「男」という漢字を使ってできている漢字を出題してみました。「女」という漢字を使ってできている漢字は多くあるのですが、「男」という漢字を使ってできている漢字はそれほど多くはありません。あなたは、今回の難読漢字4個のうちいくつ読むことができるでしょうか。
「嬲る」という漢字は「なぶる」と読みます。
「嬲る」という言葉を聞いたことはおありですか。「なぶる」という言葉には、「弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。」とか「からかってばかにする。」というような意味があります。できることならば、あまり使いたくない漢字ではないでしょうか。
実は「なぶる」と読む漢字は他にもあります。それは「嫐」という漢字です。こちらは「女・男・女」とつながっています。どちらも男と女という漢字を使ってはいるものの異なる漢字です。しかし、同じ読み方をします。不思議ですね。
次は「娚」という漢字です。
今回は「男」という漢字を使ってできている漢字を出題していますが、この漢字には「女」という漢字まで使われています。読み方がわかると、なるほどと思ってしまうでしょう。さて、どのように読むと思いますか。
「娚」という漢字は、「めおと」と読みます。
「女」と「男」という漢字で「めおと」ですから、納得できますね。しかし、あまり見たことのない漢字ではないでしょうか。一般的には、「夫婦」という漢字を思い起こすのではないでしょうか。
この漢字を簡単に読めてしまえる人は、かなり漢字に詳しい方なのではないでしょうか。「娚」という漢字は、「めおと」以外には「なん」「ねん」という読み方もあります。
次は「舅」という漢字です。
「男」という漢字の上に「臼(うす)」という漢字がのっています。この漢字は何と読むでしょうか。
「舅」という漢字は「しゅうと」と読みます。
「舅」というのは、夫または妻の父親のことを表します。しかし、この漢字を「おじ」と読むこともあるそうです。ただし、その場合は母や妻の兄弟のことを意味するようです。日本語って難しいですね。
次は「甥」という漢字です。
こちらの漢字は、「見たことがある。」という人は多いのではないでしょうか。しかし、会話の中では使いますが、漢字で示されると読むことができる人は少ないのではないでしょうか。
「甥」という漢字は、「おい」と読みます。
「甥」というのは、自分の兄弟姉妹が生んだ男の子のことです。自分の兄弟姉妹が生んだ女の子のことは「姪(めい)」といいます。「おい」や「めい」という言葉はよくご存じでしょう。でも、漢字となると別かもしれません。
「女」という漢字を構成に含む漢字は幾つも挙げられると思うのですが、「男」という漢字を構成に含む漢字はなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。「虜」などという漢字もありますが、今回は「男」という漢字がわかりやすく構成に含まれているものを出題しました。
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